ファッションに変化をもたらすのがアクセサリー。こちらも厳選したいところですが、本書が薦めているのはパールのネックレス。無難が良いということではなく、
「白のパールでレフ板効果もバッチリ」という理由。光のマジックまで自分のものにしてしまうのが、ザ・野宮真貴流なんですね。
他にも、白いトップスや光沢のある生地などもレフ板代わりになるそうです。なんと
「職場での白い書類も顔の下に置けば立派なレフ板」というではありませんか。これでオフィスでも年齢を気にせず、意中の人と向き合えます。
野宮真貴さんのトレードマークといえば、赤い口紅。常にトレンドを担う色であり、還暦祝いの赤いちゃんちゃんこや、巣鴨の赤いパンツに裏付けされるように、年齢を底上げするようなパワーに満ちあふれています。
「でも、年齢を重ねると唇にも縦ジワができるし……」とためらってしまったのは私だけではないはず。そんな心配をよそに本書は
「若い時には持て余した真っ赤なルージュは、多少くすんできたお肌に見事になじむ」と太鼓判。「赤い口紅は神様が与えてくれたアイテム」とまで豪語されたら、1本くらい買わないと神様に申し訳ない気がします。時期的に、彼氏や旦那様にプレゼントとしておねだりしてみて、新しい自分をアピールしてみるものありかも。
野宮真貴さん/「ISETAN BON DANCE 2017」リリースより
それでも赤い口紅に抵抗がある人のために、「もう一歩踏み込んで考えてみて」と本書は猛プッシュ。ある意味、野宮真貴さんはファッションの神様ですから、従ってみるべき?
まず
「色がマッチしないなら、手持ちの口紅と混ぜてみる」「質感が合わないなら、リップグロスを混ぜてみる」。それでもしっくりこなければ「ぬり方を研究してみて」とのことで、例えば輪郭をしっかり取るとか、指でぬってみるなどですね。「ただでは転ばないのがおしゃれへの道」だそうで、赤い口紅に関してはスパルタです。
野宮真貴さんって敷居が高いイメージでしたが、本書を読むと案外庶民的で、親しみやすい方でした。大人女性の皆様、2018年のお守りは赤い口紅に決定ですよ。
野宮真貴さんスペシャルライブリリースより
<TEXT/森美樹>
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