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文具のプロ「コクヨ社員」に学ぶ片づけテク。“きれい”をめざすと失敗する!

お仕事もはかどる変わり種アイデアたち

 ここからは少しユニークなものをピックアップしてみましょう。 ●風水でファイルの色を選ぶ  年末年始になると、来年のラッキーカラーなど、テレビでも風水が特集されます。あからさまに風水を意識するのはちょっと……という方も、収納用のクリアファイルに遊び心で取り入れてみてはいかが。 黄色のファイル 本書でも「お金関係にはイエローやオレンジ。無事に案件が完了しますようにと、願いを込めています」とあり、コクヨ社員さんのしっかりした仕事ぶりが目に浮かぶようです。 ●仏像ファイルを使う  上司や同僚に書類のチェックやハンコをお願いする機会って、けっこうありますよね。急いでいるのに後回しにされてイライラ……なんて経験はありませんか?  某コクヨ社員さんが使っているのが「しゃべる仏像」を使ったテクニック。 ⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=799461 仏像ファイル「このファイルに入れてお願いすると、早く戻してもらえる気がします。存在感があるので、無言の圧力を感じるのかもしれません」。なるほど、仏像にお願いされたら待たせるわけにもいきませんね。  余談ですが、私は女性向けエッセイの仕事にはマリー・アントワネットのファイル、小説の仕事にはデヴィッド・ボウイのファイル、と使い分けをしております。テンションが切り替わって、仕事の効率もいいんですよね。 ●電話のメモはホワイトボード  いちど試してみるとわかりますが、会話をしながら非常にサラサラとメモが取れるんです。 電話とホワイトボード 最近はカレンダーもホワイトボード仕様が人気だとか。小さめA5サイズのホワイトボードは100円ショップでも売っています。電話の横や、マグネット付きのものを冷蔵庫に貼っておけば、情報の置き場所として重宝しますし、ペーパーレスでスッキリ片付きます。  本書を読んでいると、コクヨ社員さんが工夫し、仕事を楽しんでいる様子が伝わってきます。オンとオフを分けるのではなく、仕事も日常も自分らしくといったスタンスがすがすがしい。  2018年は、やみくもに捨てるのではなく、スペースや物を最大限に生かしてみてはいかがでしょう。 <TEXT/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx
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