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服を買うのを100日ガマンしたら…驚き!オシャレになってゼイ肉も減る!?

 私も毛玉のついたセーターとは即サヨナラし、ワンシーズン持てばいいと思っていました。服についたカレーやケチャップの染みも、洗濯機で洗って落ちなければ、ハイ、サヨナラ。それって、かなりもったいない! 「漂白剤はハイドロハイター。襟や袖口の黄ばみにはウタマロ石鹸」が大活躍だそうで、お手入れに目覚めた松尾さんは、服への愛にも目覚めたみたいです。

ムダ使いが減って、ムダ肉も減る

 いつだったか某美容家が「服を買うよりダイエットしたほうが安いから、体形維持には余念がない」とおっしゃっていました。「服を買わない」誓いを立てたなら、必然的に体型も変えられなくなるわけです。結果、節約にもダイエットにもに結びついちゃうんですね。 厳選されたワードローブ アクセサリーを買い過ぎてしまった、という微笑ましい失敗を告白しつつ、100日チャレンジに成功した松尾さん。次はいよいよ1年間チャレンジです。ブログを開設し、モチベーションを上げていた松尾さん、ある日ハタと気づくのです。同じ服ばかり着ているということに。  服を買っていないのですから当然といえば当然ですが、これってマイナス要素ではないんですね。黒柳徹子さんのタマネギ頭、故スティーブ・ジョブズ氏の黒タートルとジーンズに見るように、その人らしさにはその人のスタイルが定着しているもの。事実、スティーブ・ジョブズの黒タートルはオーダーメイドで、かなりのこだわりが感じられます。  自分なりの定番スタイルを作ってしまえば、あとはアクセサリーで遊んでみたり、靴とバッグでフォーマルにするのも可能だと、この本は教えてくれます。
クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない!

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 1年間を終えて、松尾さんはファッションだけではなく生活全般を工夫するようになったそうです。さらに達成することの楽しさに目覚め、次なる目標に向けて動いているのだとか。今まで服に費やしていたお金が世界を広げてくれたようで「英会話と海外一人旅」と意欲満々。ファッションセンスを磨くことが、心を磨くことにもつながったのです。大人の女性に必要なのは、ファッションやオシャレ、そして人生にポリシーを持つことではないでしょうか。 <TEXT/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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