以前からその実力はお墨付きだったという、とろサーモン。村田さん（イケメンのほう）、久保田さん（メガネのほう）はそれぞれどんな性格の持ち主なのでしょうか？
「
村田さんは何でもできる器用な人です。ドラマ版『火花』に役者として出演したり、バラエティ番組でナレーションをやったりもしています。映像の撮影や編集も得意で、ソラシド・本坊元児さんのドキュメンタリー映像を自前で制作していました。
久保田さんは芸人の間では『
芸人としては面白いけど人間としてはクズ』と言われていました。結婚していた頃、奥さんの財布からお金を盗んで警察を呼ばれたこともありました。現在、その奥さんとは離婚しているそうです。
しゃべりの上手さを生かしたラップも得意としていて、他人を即興でディスるフリースタイルの技術はお笑い界でも並ぶ者がいないと言われています」
それでは肝心の「ブレイクできるか」ですが……ラリーさんいわく、どうやら昔と今では「M-1」や「キングオブコント」といった賞レースが持つ重みが異なるそうです。
「ひと昔前は、今ほど若手芸人がテレビに出ていなかったので、『M-1』の影響力が飛び抜けて大きかったのです。視聴率も高かったため、優勝者がそれだけで人生を変えられるぐらいのインパクトがありました。
今でも基本的にはそれは変わっていないと思いますが、賞レースが乱立したことで、それぞれの価値が低くなっているという側面はあるかもしれません」
そんななかで、とろサーモンの2人のブレイクについてはこう予測します。
「
とろサーモンは文句なしの実力派芸人です。2人ともセンスがあって、腕がある。久保田さんのゲスいキャラクターは一般には好き嫌いが分かれるところがあるかもしれませんが、お笑い志向の強い番組では十分に評価されると思います」
今のテレビで、お笑い志向の高い番組といえば、『アメトーーク！』（テレビ朝日系）、『水曜日のダウンタウン』（TBS系）、『ゴッドタン』（テレビ東京系）などが挙げられます。
これらの番組で、とろサーモンの2人が実力を発揮できれば、東京のお茶の間にもしっかり定着することができるでしょう。彼らの活躍に期待したいところです。
＜TEXT／今 絵亜＞
