困ったリスト2 「でっかいなあ…」芸術が爆発している
これは筆者自身の話なのですが、芸術を愛でているお客様がいました。
常連さんで、イラストを描くことに興味がある私のために、いろいろな画材を紹介してくれるなど、接客が楽しかった思い出があります。
そんな彼が、お店を卒業すると宣言していた私への最後のクリスマスプレゼントとしてチョイスしたのは、思いもよらぬもの。
でっかいキャンバスに描かれた現代アート的な油絵でした。縦も横も、成人男性が両手を伸ばしたくらいの大きさがあったでしょうか。制作期間は数ヶ月と言っていました。
一応、送りの車のワゴンに積んでもらいましたが、いまは実家の倉庫にあるはずです…。
制作時間や手間を考えると、彼の“想い”が“重い”です。
Y子さんは、勤めていたお店でこんなプレゼントを受け取るはめになったそうです。
「ケーキ屋で働いているお客さんが、『クリスマス当日は忙しくて行けないから』って、翌日に来てくれたの。
で、プレゼントと言ってお店のみんなへ差し入れで持ってきたのが、大量のクリスマスケーキ。それもぜんぶ
賞味期限が前日のクリスマスで切れているやつ!
私は賞味期限とか気になるタイプだから食べなかったけど、他の子は喜んでたからいいのかな」
うーん。プレゼントとしてもらうなら、新鮮なものがいいです…。
プレゼントは相手が本当に喜ぶかが、選び方のポイントだからこそ、もしかして自分の「いいな」のセンスがズレているんじゃないかと不安になることってありますよね。でも、皆さんはきっと大丈夫。だって、ここまではヒドくないでしょうから。
<TEXT/さくさく>