誰にでも「食べるとやせる味」がある!自分で簡単にチェックする方法
お肉をガッツリ食べてパワーみなぎる人がいれば、胃もたれしてゲッソリする人もいますよね。これと同じように、体質によって太る食べ物、痩せる食べ物もあるというのです。
あなたの味覚にピタッと合う味ダイエット』」は、「味覚」に着目したダイエット本。著者の庄島義博氏は、パーソナルトレーナー歴14年のベテランであり、日本味覚学協会(JMA)の代表理事も努めています。
毎年、多種多様なダイエットやエクササイズが流行りますが、効果のほどは人それぞれですよね。数年前から定着しつつある、一見ラクそうなのが糖質制限ダイエット。しかし私にとっては大失敗。糖質を抜けば抜くほど太るという、謎のループにはまったのです。
これは、もともと糖質制限の必要がない体だったため、脳が飢餓状態と判断し、基礎代謝が落ちたせいだと思われます。その証拠に、お米やパンを食べるようにしたら体重は元通り。ダイエットは、情報だけを鵜呑み(うのみ)にして実行すると、逆効果になる恐れがあるのです。
芸能人が唐辛子(カプサイシン)で痩せたからといって、あなたに当てはまるとは限りません。本書では、「合う味ダイエットに重要な味覚は、自分に必要な栄養素を知らせてくれるセンサー」と説き、痩せる味の見つけ方を掲載。簡単にチェックできるので、トライしてみましょう。
1.チェックしたい食べ物を用意し、味の好き嫌いを書き出す
まず、甘味(砂糖など)、塩味(塩など)、酸味(レモン汁など)、苦味(コーヒーなど)の4つの基本味を用意します。調味料や飲み物やお菓子など、何でもOKです。
4つの味について、好き嫌いを書き出していきましょう。味の好き・嫌いの判定は簡単そうですが、意外と思い込みで食べている味もあるのではないでしょうか。例えば甘いもの、イライラしていたりストレス過多の時に、習慣的に食べていたかもしれません。ニュートラルな気持ちでチェックしてみたら、そんなに好きじゃなかった、なんて目からウロコが落ちるかも。
2.筋力チェック①:今の状態をチェックする
・片足上げ …… 両手を胸の前で交差してイスに座る。両足をそろえた状態で片脚ずつ上げていく
・足上げ …… 四つん這いになって、肩脚を伸ばしてゆっくり上げる
やりやすいかやりにくいか、力が入るか入らないかなど、自分の筋力と柔軟性をよく観察してください。
3.筋力チェック②:食べて状態をチェックする
「食べながら動く」ことで、味覚の合う、合わないを体が教えてくれると言います。食べながら、1で書き出した甘味、塩味、酸味、苦味を実際に口に含み、2で紹介した動きを再度行ってみてください。味覚によって体に微妙な変化が現れます。
・片足上げ …… 体に合わないものを食べた時は、体が前のめりになったりしてぐらつき、すっと立ち上がることができない
・足上げ …… 体に合わないものを食べた時は、足が腰よりも上がりません
ニュートラルな状態の時よりもバランスが取れない、足が上がりづらい、等々。感覚的なものなので、その都度メモを取るといいですね。ポイントとなるのは筋力と柔軟性ですが、「筋力がアップしたのは甘味だけど、柔軟性がアップしたのは塩味」といった場合、筋力のほうを優先してください。
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甘味=片足立ちが一番ぐらつく(筋力ダウン) △
塩味=足が軽く感じた(柔軟性アップ) 〇
酸味=足が重く、バランスも悪くなった気がした(筋力と柔軟性ダウン) ×
苦味=足も軽く、バランスも良い(筋力と柔軟性アップ) ◎
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こんな具合に、自分にとってわかりやすい記載であればいいと思います。
『「誰かがやせた方法」で、あなたは失敗するかもしれない
「味覚」は、自分に必要な栄養素を知らせるセンサー
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