絶望で泣きわめく日々…不倫された妻の苦しみが想像を超えていた
<<不倫された人の気持ち、分かりますか?――――vol.1 夫に不倫された「妻」>
最近ではすっかり見慣れた不倫(疑惑)芸能人の謝罪会見。
釈明次第では、事の真相いかんに関係なく、なんとなく世間に許されてしまう人も少なくありません。中には不倫報道をネタにして、仕事の幅を広げている芸能人もいるほど。
しかし、クローズアップされる本人の陰で、いちばん苦しんでいるであろうパートナーは何を思っているのでしょうか?
夫に不倫された経験を持つ磯谷真奈美さん(仮名/42歳)に、当時の思いを語っていただきました。
――ご主人との関係を教えてください。
「夫は2歳年下で、職場の同僚でした。彼の転勤を機に結婚し、私は会社を辞めて専業主婦になりました。夫は子どものように純粋で、天真爛漫(てんしんらんまん)な性格。私にとっては何もかもが初めての人だったこともあり、『趣味は夫』と公言していたくらい大好きでした」
――ご主人が不倫されたのはいつごろですか?
「結婚3年目です。当時の私は夫なしでは生きていけないほどで、一生つながっていられる確証をずっと求めていました。なかなか子どもができない焦りもあったんだと思います。
だから、『せめて家を買いたい』とか、『一生一緒って信じられる保証がほしい』と、連日のように夫に詰めよっていました。今思うと、息苦しかったんだと思います」
――不倫に気づいたきっかけは?
「決定的な証拠はキスマークです。
ただ、『彼ほどの男性なら言い寄ってくる女性がいてもおかしくない』と思っていたので、日ごろから夫の行動や持ち物を入念にチェックしていたんです。だから、怪しいなって思い始めたのは、それより3か月くらい前ですね。職場の女性の話題がやたら出るようになって、外泊が増えたり、その女性から誕生日プレゼントに下着をもらったりもしていたので」
――キスマークを発見したときの気持ちを教えてください。
「かなり動揺しましたが、それまでの3か月間はグレーな状態でずっとモヤモヤしていたので、『やっぱり』という変な安堵(あんど)感がありました。
ただ、相手の女性が許せなかった。純粋で優しい夫は、断りきれなかったんだろうとも思いました。
それで、夫が寝ているあいだに、彼女がつけた数の3倍くらいキスマークをつけ返したんです。『アナタに入る隙間はない』というメッセージのつもりでした」
夫を不倫に走らせた「趣味は夫」な妻の想い

「ごめんね」がほしかっただけなのに……
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