純情な元カレを都合よくキープ。これって“ひどい女”ですか?
とにかく優しいだけの彼は「都合の良い男」に降格
それにわざとじゃないですけど、とユカさんは前置きして、「私が遅刻してもドタキャンしても、『俺はいつでもユカちゃんに合わせるからいいよ』って、全然怒らないんですよ」
これはもはや、優しさと言うより甘やかし。次第にケイタさんを異性として見られなくなったユカさんは、考えた末に別れを切り出すことにしました。するとケイタさんは目に涙を浮かべて、「別れたくない。悪いところがあったら直すから」……。
「ホントはもうこのまま、連絡取らないでそっと終わりにしようと思ったんですけど」
少し落ち着いた様子のケイタさんから電話があったのは、別れ話をした夜のこと。
「俺はやっぱりユカちゃんが好きだから、普通に食事に行ったり、友達としてでもいいからこれからも仲良くしたい。ユカちゃんに好きになってもらえるように努力するから、そのときはまた告白させて」
想定外の提案に、さすがに少し驚いたと言うユカさん。けれども、友達なら問題ない。実際友達になってみると、メリットが多いことに気づいたと言います。たまに一緒にごはんに行く。愚痴を聞いてもらう。相談のようで、話を聞いてもらいたいだけの、急な長電話にも応じてもらえる。「超、ぬるま湯ですね(笑)」。
女友達から「そのうち刺されるよ」と…
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