【AV男優・森林原人の性活相談 第113回】 経験人数9,000人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人が、女性の性に関するお悩みに答えます。 相談者：匿名・24歳 　森林さんこんにちは。 　私は24歳、既婚者で最近までセフレがいました。結婚3年目で、子供もまだで、これから子作りしようという話も出ていたので、このままではいけないと思い連絡を断ち彼から離れました。 　でも、彼との体の相性が良すぎたせいか、なかなか忘れられず、魔がさして連絡を取ってしまいそうになります。 　体の相性が良いと感じたのは、初めて中イキしたり潮を吹いたりして、今までにない快感を何度も味わったから。旦那ともレスではないのですが、どこか物足りなさを感じてしまい、心のどこかで彼とのセックスを求めてしまいます……。 　この執着心、どうやったら捨てられるでしょうか。 　こう言っては身も蓋もありませんが、ご主人との体の相性が悪いのではなく、ただ単にご主人が下手なだけという話かもしれません。逆を言えば、セフレはセックスが上手いということです。 　体の相性という言い方をしてしまうと、言葉にできない部分の話になってしまい、どこか運命的で、何となくロマンチックな感じがします。赤い糸とまでは言いませんが、血液型診断のように組み合わせの妙があるのかと思ってしまいます。 　でも実際、そんなものはありません。ただ相手が上手いだけです。セックスの上手い人というのは、相手がどんなことを望んでいるのか、どんなことを嫌がっているのか、どんなことをすれば感じるのかというのを瞬時に見極め、対応します。女性に評判の悪い、押し付けがましいテクニシャンももちろんいますが、相手の土俵に乗って柔軟に対応していける、本当の意味でのセックス上手がいます。 　そういう人は男でも女でも、相手の反応を見て、攻め方や攻め加減を調整します。その加減が絶妙だと、加減をする技術のない人からすると、運命的に相性がいいってことなんだと勘違いします。 　上手い下手は、決して才能のような運命的なものではなく、習得的な技術です。その技術を持っているかどうかで気持ち良さが左右されているだけなのです。細かい話をすれば、膣が挿入物に馴染むのを待っているかとか、相手の気分の盛り上がりに合わせているか、といったことです。 　もちろん、運命的で、神様のいたずらかと思うほどピタッとくる相性の良さを感じることはあります。でもそれは、潮を吹ける、中イキする、といった結果ありきのことではなく、肌と肌を合わせ抱き締め合った時や唇を重ねた時のしっくり感です。中イキは多少違いますが、潮吹きは完全に技術です。相手が感じていようが感じてなかろうが、潮を吹かせることは可能です。重要なのは、潮を吹けたという結果ではなく、そこに至るまでが気持ちいいかどうかです。 　なので、セフレへの執着心を手放すには、相性があるんだという思い込みを捨ててもらい、テクニシャンとセックスがしたいという願望に書き換えてください。このセフレに執着することなく、セックスの上手い人を次々探せばいいのです。 　とはいえ、できることなら子作り中はセフレ探しは我慢してください。誰の子だかわからないとなるとややこしいです。この人の子供が欲しいと思うのがご主人なら、潮吹きや中イキをご主人とのセックスに求めないこと。とことん割り切ってください。そして、ゆくゆくは、子作りセックスはご主人と、潮吹きセックスはセックスの技術者と、中イキはまた別の技術者と、といった感じでどんどん目的別に相手を増やしていけば、一人ひとりに対する執着心は薄まります。