そしてある時、軽い気持ちでデートした相手にお茶しようと提案し、カフェ選びに頭を悩ませていると、「コーヒーならコンビニの200円のラテで十分。ガムシロップは2つ!」。そんな無邪気な提案をされました。
その相手は女子大生のミユさん(21歳・仮名)です。
ミユさんは、童顔でかわいらしく、もともと太りにくい体質なのもありますが、あまりカロリーなどは気にせず、焼肉やラーメンも大好き。カナさんとは正反対の女性でした。
毎回カナさんに合わせていたトシさんは、ミユさんのこのこだわりのなさに惹かれて、浮気してしまいました。そしてカナさんとの交際にピリオドを打ちました。
超美人な彼女から、なぜあんな美意識からは遠そうな女子大生に乗り換えるの? 若いから? そんな感想がチラホラ聞こえました。
でもトシさんは何を言われても、もうこだわりが強すぎる女性とは付き合いたくないと心に誓ったのです。
レストランでメニューを見て、「これ油っこいですか?」「どこ産ですか?」等々やたら質問する女性も、男性からすると「なんでもいいから早くしようよ」というのが本音です。(逆に、こだわり強すぎる男性もウザいですからお互い様ですけど)
こだわりを持つのはいいことですが、男性と行動する場合は臨機応変に。女性間でこだわりを追求しあえる趣味にとどめるほうが、モテ女子になるには得策かもしれません。
<TEXT/吉川リサコ>
吉川リサコ
コラムニスト。港区女子として最高「月間100人」の合コン経験で、多くの男女を見てきた