それから、セックス後の対処に関してですが、かおりさんとその男性の関係性に
上下関係があることによって、かおりさんだけが負担を強いられています。その上下関係は、
日常生活における関係からくるものなのか、社会全体に根深くあるセックスの主導権は男性にあるという
男根主義によるものなのかによって、解決策を考えていかなければいけないと思います。

前者の場合は、例えば、かおりさんが一方的に惚れ込んでいて、
“抱いてもらっている”とへりくだっているのかもしれません。要望や文句を相手に言いにくい時は、感情で訴えるのではなく、理屈として理解してもらうよう働きかけてください。男性側にもコンドームをつけないでセックスした責任があると自覚してもらい、きっちり責任を取ってもらいましょう。その方の価値観や懐事情にもよりますが、
納得したらアフターピル代を全額払うと思います。病院に行ったりする手間や、身体的、精神的負担は女性の方が大きいわけで、そこを理解するかどうかがポイントです。
後者の場合は、かおりさんの意識から変えていかなければなりません。「ゴムをつけなかった私がいけないので自業自得ですよね」と思ってしまう要因を考えてみてください。かおりさんが「ゴムつけないでいいよ」と言ったのか、言わされたのか、拒否しなかっただけか、拒否したけど無視されたか。
なぜ自分が悪いと思ってしまっているのかがわかれば、セックスする相手の選び方やセックスの仕方が変わってくると思います。その選択によって、社会が少しずつ変わっていくと思いまして。ちょっと考えてみてください。
ここからは、より僕の個人的な見解になります。
ニョロ出しは当人にも漏れたかどうかの確信がないうえ、恥ずかしいのでたいていは隠されます。場合によっては悪意をもって、中で少し漏れてしまった可能性を隠そうとする男もいます。ですが、相談文の男性は、かおりさんに対して気を許しているからなのか、正直に自己申告してくる素直さを持ち合わせているようです。悪い奴ではなさそうですから、アフターピル代の話をした後の対応と、次のセックスの時にコンドームを着けるかどうか、望みはあると思います。
妊娠と性感染症の観点から、低用量ピルとコンドームの併用が一番安全だと思います。あっ、一番はセックスしないことでした(笑)。

森林原人さん
<TEXT/森林原人>
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