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彼に「イッたことある?」と聞かれた時のベストな回答は?|性活相談

 僕が一番お勧めするのは、煙に巻くみたいな感じでスルーする答えです。「イクとかイカないとかわからない」と言ってください。このように答えることで、山があるのかどうかはっきりしないし、過去の男と比較する基準がなくなります。そして、未来に希望、伸びしろが見えます。さらに、「今までで一番気持ちよかったから、もしかしたらもう少しでイケたのかも」とサービスで付け加えたりしたら、男のエゴも大いに満たされます。情けない話ですが、今までで一番気持ちよかったと言われて嬉しくならない男はいないです。過去と勝負したって仕方ないのに、男にはそういうところがあるんです。

イクこと、イカせることはそんなに重要じゃない

 以上が、僕の方で用意できる回答ですが、この問題は根が深くて、イクことが女性の最上の喜びであるとか、イカせることがセックスのうまさを図る基準になっていたり、なんなら、イカせる男はいい男みたいな価値観が根付いているところが問題なのです。  そういった価値観を全否定したいわけではありませんが、それだけじゃないよと言うことを知っておいてほしいです。先日、何十回イカせられたと自慢する男性がいて、その人のパートナーにこっそり聞いたら、「イカす回数は過去一番だったけど、一番気持ちよかったのは別の人」と打ち明けてくれました。  セックスの良さを測る単位はひとつじゃないし、そもそも誰かと比べるものでもないし、イケたかどうかの結果が重要なわけでもない。それがわかると、セックスが難しくなくなるし、怖くなくなるし、思い込みから解放され自由になって、自分らしくセックスを楽しめます。セックスする時ぐらい、誰かと競争したり、成果を求めたりするのをやめればいいんです。楽しいもんですよ、セックスって。
森林原人さん

森林原人さん

<TEXT/森林原人> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【性活相談者を募集!】 森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらのお問い合わせフォーム(https://joshi-spa.jp/inquiry)まで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。 ※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。
森林原人
1979年生まれ。1999年にAV男優デビュー。出演本数1万本。経験人数9千人。セックスの虜になり道を踏み外したと思われているが、本人は生きる道を見つけられたとむしろ感謝している。著書に『イケるSEX』(扶桑社)、『セックスお悩み相談室』(扶桑社)他。性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「リビドーリブ」とYouTubeチャンネル「森林原人YouTube」を運営。★Twitter(@AVmoribayashi)/★Instagram(@genjin_moribayashi_1979
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