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制汗剤をシュー♪がワキ臭のモト?…夏の美容、意外なカン違い

ワキにシュー♪の制汗スプレーが体臭のモトに!?

 UVケアに並ぶ必須お手入れが、匂いケア。制汗剤はヘビロテが当然といったアナタ、その使い方でますます汗臭くなっているかもしれません。 ワキにシュー♪ 一般的な制汗剤は殺菌剤が含まれており、良い菌も雑菌も区別なく殺してしまう、と本書。良い皮膚常在菌が減る分、外部の雑菌が繁殖しやすくなるのです。  爽快感のためにエタノールや香料を多く配合した制汗剤は、かゆみや炎症を招くこともあるのだとか。匂いって、自分が気にするほど他者は気にしていないもの。とはいえワキの汗ジミや匂い……さすがに放置はイヤという女性も多いですよね。ではどう対策すれば良いのでしょう?  本書によると大切なのは、こまめに拭きとること。ベストアイテムは「水でぬらしたタオル。エタノールフリーのボディシート。赤ちゃんのお尻拭き」の3点だそうです。これなら、肌にもやさしそう。  本書には、スキンケアだけではなくライフスタイルにまつわる化学視点ネタがいっぱい。たとえば、素肌に直接触れる衣類について「柔軟剤はなぜそんなに悪いのか?」。今やホテルや居酒屋にも常備してある消臭スプレーについて「消臭スプレーで匂いは消えるが不安は残る」等々。気になる方は手にとってみてくださいね。  あふれる情報やイメージに踊らされず、正しい知識を持って、賢くキレイになろうではありませんか。 ―小説家・森美樹のブックレビュー― <TEXT/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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