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男女混合シェアハウスに、40代女性が住んでみた現実

4.「テラハ」ほどではないが恋が芽生えることも

 もちろん男女のカップルがけっこう住んでます。意外なのは、ハウスで知り合ったのではなく、片方が住んでいるために同じハウスに越してきた、というカップル。  ハウスで誕生したカップルも多いです。日本に留学している外国人の中には、積極的に日本人のガールフレンドを見つけたいという人もいるので、国際交流したい女性にはうってつけでしょう。和久井も、英語を思い出したいときには外国人のお友達と少しお話しします。 鍵 でも1年単位で住む人はあまりいないようで、だいたい数ヶ月で出て行ってしまうようです。なので海外ドラマみたいにハウス内で恋人を乗り換えるような強者の話はまだ聞いたことがありません。引っ越し費用が安いので、別れたら出て行っちゃえばいいわけです。フットワークが軽いところも魅力ですね。  逆に、ハウス内カップルになって結婚して退去した人もいるそうですよ。

5.プライバシーがダダ漏れになることも

 個室の壁は薄い建物が多いようで、足音や洗濯機の音の苦情がよく出ているようです。和久井はそれほど気にならなくなりましたが、部屋の場所によっては足音や人の喋り声がストレスみたいです。  プライバシーがダダ漏れになることも。ハウス内の友人が多いと、「今日、××くんはデートだ」「その彼女とうまく行って朝帰りした」「その日に彼は初体験した」「彼女をハウスに呼んで同棲を始めた」なんて話がハウス中で駆け巡っていました。  部屋に人を呼ぶと声や物音が漏れまくりなので、さぞかし隣の住人は夜中の騒音に迷惑したのではと想像します。  というわけで、シェアハウスでの暮らし方は人それぞれ。住民と交流してもいいし、プライベートを大事にすることもできます。年齢層は年々上がってきている印象で、入居時よりも40代の人が増えてきているなという実感があります。そのうちR30シェアハウスなんてのができたらいいなあ。 <TEXT/和久井香菜子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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