“お調子者ヒーロー”役の俳優、実はネガティブで「常に不安…」と告白
「世界で最もセクシーな男性」にも選ばれたことがある人気イケメン俳優のライアン・レイノルズ(41)。その甘いマスクだけでなく、明るくユーモアたっぷりのキャラクターもファンに愛される理由の1つだが、そんなライアンが「自分は常に不安にさいなまれている」と意外な告白をして話題になっている。
目下不安にさいなまれ、落ち込み具合も相当だというライアン。そんなときには、エクササイズをすることで不安を乗り切っているようだ。
その精神状態への対処法について、ライアンはこう語っている。
「自分にはかなり落ち込む傾向があるんだ。不安とかそういった類のことで問題を抱えている」
「毎日運動してて、そうしないと少し気が重くなり始めてくるからね」
「心理的なものなんだけど、そういった悪魔を追い出す手段として僕には運動が効くんだ」
一方で、自身のそのネガティブな傾向が創造性に繋がるともして、「誰もに勧めるわけじゃないけど、不安は素晴らしいエネルギー源でもある。満足を許さない薬とでもいうべきかな。でも自分で管理できなきゃだめだよ」と前向きに語る。
このような不安はライアンの子供時代から続いているようで、その要因は本人曰く「元警官でボクサーで常に地雷のような存在」と表現する実の父親との関係にあると今回ミスターポーター誌に明かしている。
「うちの親父は屈強な男でさ。いいところもたくさんあったけど、僕らには厳しくてね」
「聞くも涙の話ということじゃなくて、誰もがそれぞれ問題を抱えていて、僕も例外ではないということ。子供の頃家にいると、まったくリラックスできず落ち着かなかった。だから僕は人生を通じて様々なかたちで不安と戦ってきているということさ」
人気女優の妻ブレイク・ライブリーとの間にジェームズちゃん(3)と1歳7ヶ月になるイネスちゃんがいる2児の父親でもあるライアン。2015年に父がパーキンソン病で亡くなるまで、父子関係の修復を妻ブレイクが手助けしてくれたそうだ。
ライアンは「洞察力に関する才能がある」と称賛、彼女には感謝してもしきれないと話す。
そしてこう続けた。
「家族との関係というのはいつだって何かしら問題があるものさ。良かれ悪しかれ、すべての道は同じ場所に通ずるわけだし、人生最後には良いことに目を向けるほうが楽だよ。父親は僕の娘(父親にちなんで名付けたジェームズ)が生まれてすぐに亡くなった。でも娘の顔を見れたことは良かったね」
世界的大ヒット映画『デッドプール』の続編『デッドプール2』でも主演を務めているライアン。映画のなかでは、おしゃべりでお茶目、どこまでいっても軽いノリで無責任という異色のヒーローを演じているが、心の中に不安や色々な思いを抱えているという今回の告白により、これまでとはひと味違ったヒーロー像が見えてくるかも…。
ちなみに『デッドプール2』には、日本から忽那汐里も参加しており、みどころはたくさんだ。『デッドプール2』は6月1日より日本公開。
<TEXT/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>