まずは柄ものを買うときには、何色のものを買うか決めて買うようにしましょう。 　つまり、いつもネイビーと白など、決めて買うということです。ネイビーと白のチェック、ネイビーと白の花柄など、色を決めて買っていけば、パターンミックスは作りやすくなります。 　ただし、ネイビーと言っても色には幅がありますから、なるべく同じような明るさ、あざやかさのネイビーなり、ほかの色なりを選ぶこと。これがずれてしまうと、柄同士を合わせたときにきれいに見えません。 　色がずれてしまうのを避けるための1つの方法は、同じブランド同士の柄を合わせることです。同じブランド、同じシーズンでしたら、大体同じトーンで色をそろえて作りますから、柄同士を合わせるのは簡単になります。 　例えばマルニだったらマルニをいつも買うのなら、それほど色がずれるということはないでしょう。 　もう一つは、合わせる柄の片方のものは2色のものにしておくこと。 　例えばネイビー、白、赤の花柄に対して、ネイビーと白の2色で構成されているボーダー柄を合わせてくるのは、ほかの多色のものを合わせるより簡単です。片方が2色だとしても、立派なミックスパターンができ上がります。 　パターンミックスがうまくできると、よりモードな雰囲気を出すことができます。グッチなどはその典型です。複雑な柄合わせは、モードであることの証拠です。

Gucciさん(@gucci)がシェアした投稿 – 2018年 5月月11日午前4時00分PDT

　もう既に何か柄もののアイテムを持っているのなら、そのアイテムに使われているのと同じ色で構成された、もう1つの柄物を探しましょう。 　組み合わせはシャツとスカートでも、ジャケットとブラウスでも構いませんし、もっと小さい面積で帽子でも靴下でもいいでしょう。 　パターンミックスが完成したら、はっとするほどおしゃれなルックができること、請け合いです。 ＜TEXT／小林直子＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【小林直子】 ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる！』は発売即重版に