
『ワンダー 君は太陽』より
――たくさんの格言が登場しました。監督自身が、ハッとした、刺激を受けたものを教えてください。
監督:「正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには、親切を選べ」という言葉だね。この映画を作ってから、自分もそれを人生に応用してきた。そしたら人生がよりよいものになった。
――私もその言葉がすごく響きました。「その通り」と即答するというより、じっくりと考えさせられる言葉でした。

『ワンダー 君は太陽』より
監督:そうだよね。人生に応用してる?
――うーん、まだです(苦笑)。
監督:ははは。トライすることは大切だよ。僕だってフラストレーションを感じる瞬間はある。レストランでオーダーをして違うものが出てきたり、道で渋滞にハマったり。
イラっとすると、妻に「あなた、『ワンダー』の監督でしょう? あの格言を覚えてる?」って言われるんだ。んん、ガマン、ガマン。親切な心! となる(笑)。この作品を通じて、親切な心を持つ、手を差し伸べる、声を上げることの大切さを感じてもらえたらと思っているよ。
<取材・文/望月ふみ>
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望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi