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お風呂は朝vs夜、食前vs食後、どちらが正解?

 たまに旅行で行く温泉はもちろん、自宅ではいるお風呂も美容やリラックスに効果的…ということは、みなさん実感としてわかっていますよね。ただ、専門家から見て、より心身にいいお風呂の入り方があるんです。そこで今回は、『医者が教える最強の温泉習慣』の著者で、医学博士の一石英一郎先生に、賢い「お風呂の入り方」を教えてもらいました。(以下、一石先生の寄稿)

お風呂

ベストは、睡眠90分前の「夜風呂」


 お風呂や温泉で身体を温めることは、健康的な生活を送る上で非常に大切なことです。ただし、その健康メリットを十分に得るためには注意すべきポイントもあります。今回は、今日からすぐにでも使える、“入浴のコツ”をお伝えします。

 まずは、入浴にふさわしい時間帯についてです。朝風呂派、夜風呂派、あるいは朝も夜も入るなど、人により毎日の入浴時間は一定のパターンになっていると思いますが、実は健康面からそれぞれのメリット・デメリットの検証が行われています。

 私自身は仕事のスケジュールなどから、どうしても朝風呂になってしまうのですが、総合的に考えると、夜風呂の方が望ましいとされています。なぜなら、入浴によるリラックス効果を十分得るためには、やはり睡眠前がふさわしいからです。

 特に就寝する90分前にお風呂に入るとリラックス効果が高いとされ、逆に入浴をしないままにベッドに入ると、ぐっすり眠れず、ちゃんと心身が休まらなくなる可能性がありますから、疲れの溜まっている方は、夜の入浴を心がけるといいでしょう。

睡眠 一方、夜風呂にもデメリットはあります。それは、「湯冷め」の問題です。湯冷めをすると風邪をひきやすいというのはご存知かと思いますが、実は夜風呂の方が湯冷めのリスクが大きいのです。朝風呂の場合、湯冷めで体調を崩すことはあまりありません。

 なぜ、朝と夜で湯冷めのリスクが変わるのでしょうか? それは、夜は副交感神経が優位になる一方、朝は交感神経が優位になり、風邪への抵抗力が高い状態にあるからです。したがって、夜に入浴する場合は、脱衣所や風呂上がりに過ごす部屋を温めるなど、湯冷めをしないための対策が必要となります。

 さらに、朝風呂には、頭がシャキッとし、さっぱりと目覚めることができるというメリットもあります。これは、実際に朝風呂をされる方であれば納得していただけると思いますが、気分が爽快になることで、その後の仕事や勉強がはかどるという副次的な効果も期待できるでしょう。

お風呂の湯温は41度以内に


 このように、朝風呂と夜風呂では期待できる効果が異なりますので、それぞれの効果に見合った設定温度にすると、さらにメリットが際立ちます。朝風呂なら目覚めのために、やや熱め。夜風呂ならリラックス効果を得るため、ぬるめの温度設定にしておくのが基本です。

 具体的には、交感神経が活性化する温度が41度と一般的に言われていますので、リラックスを得たい夜であれば、温度は高くても41度以下に収めておいた方がいいかもしれません。

 なお、朝風呂をする方は、起き抜けにすぐ入浴してしまうと体温の急変から心臓などに負担がかかってしまいますので、新聞を読んだり、お茶を飲んだりして、一息ついてから入浴するようにしてください。特に入浴前に温かい緑茶を飲むと、カテキンの吸収率を高めることができますのでお勧めです。

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お風呂は食前・食後、どちらがいい?

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医者が教える最強の温泉習慣

動脈硬化、糖尿病、高血圧、がん、うつ、慢性疲労、肩こり、不眠etc.。温泉が持つ驚異的な健康効果をエビデンスに基づき医学博士である著者が解説




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