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放送中止のドラマ『幸色のワンルーム』は、そんなに危険な話なのか?

原作はpixiv、ということの功罪も

 騒動になった要因としてひとつ感じるのは、この作品が当初pixivで公開されたということです。これがもし商業誌なら、企画の段階で編集が、実在の事件がモデルだと批判されそうな要素を注意深く取り去ったかもしれません。  第三者の管理が入ることで、自由な発想や若い感性の妨げになることは大いにありますが、逆に社会的なリスクヘッジが行われることも多いでしょう。インターネット社会のメリットとデメリットを実感させます。  書籍出版やドラマ化の際には、多くのスタッフが作品を実際に読んで評価をしているはずです。そこで問題にならなかったのは、作品のテーマが誘拐そのものであったり、事件を彷彿とさせたり、揶揄してはいないという判断があったからこそだと推測します。  それでも関東での放送が中止になったのは、一部世論を重視したことに他なりません。ただ、ドラマそのものの制作・放映が中止になったのではなく、一部地域での放送中止は、適当な妥協点だったのかなと思います。 <TEXT/和久井香菜子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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