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40歳独女が見つけた「BABYMETALダイエット」。毎晩踊り狂って大変身

“好きこそものの上手なれ”と言いますが、好きなものって熱心に練習しますし、結果もついてきやすいですよね。
ダイエット

写真はイメージです(以下同じ)

 その結果が、当初の目的だけでなく、副産物=ダイエット効果もあったという女性の経験をきいてみました。

ふとしたきっかけで「BABYMETAL」に激ハマリ

 田中雅代さん(仮名・40歳・デザイン会社勤務)は、ある日YouTubeのオススメ動画にあった「BABYMETAL(ベビーメタル)」(「アイドルとメタルの融合」をテーマに結成された女性3人のメタルダンスユニット。国外でも人気)のミュージックビデオを何の気なしにクリック。  すると、その可愛らしい見た目とクールさのギャップや、海外ファンの熱狂に胸を打たれて激ハマりしてしまいます。

BABYMETALさん(@babymetal_official)がシェアした投稿

「仕事が終わると一人暮らしの部屋に帰って、ビールを飲みながらBABYMETALのMVを観るのが至福の時で…かなり癒されていましたね。ですが、だんだん見ているだけじゃ物足りなくなってきて自分もこの振り付けをマスターしたいと思うようになったんです」

鏡を前に振り付け練習することで、自分の身体を直視

 田中さんは、姿見用の大きな鏡を移動させて、パソコン画面と鏡が両方みえるようにセッティングすると振り付けの練習を始めました。 「少しずつですが、踊れるようになっていくのが楽しくて。新しく何かを初めたのが久しぶりだったので、何だか新鮮な気持ちになれたんです」  すると鏡に映る自分の姿を見る時間が長くなり、色んな部分が気になるようになってきました。 「今までは、もう40歳で中年太りの自分をあまり直視したくなくて…家を出る時にサッと服のバランスをチェックするぐらいしか姿見を見ていなかったんですよね」  現実から目を背けていた田中さんに、徐々に変化が…。 BABYMETAL「ギミチョコ」ダイエット

完コピと禁酒&キュウリで4キロ減

 腕を上げた時にシャツがずり上がると見える突き出たお腹、ターンした時に見切れるお尻のたるみ、ジャンプするとブルブル揺れる二の腕が…自分のだらしなさの結果だと思うようになったそう。 「BABYMETALのみんなは、こんなに難しい振り付けで踊りながら、息切れもせず歌い、世界中の人達を幸せな気分にさせているっていうのに…なんで私は、ダラダラとビールとポテチを食べ、こんなみっともない身体でいるんだと情けなくなってきて…居ても立っても居られなくなったんです」  田中さんは代表曲の『ギミチョコ!!』の振りを完コピ出来るようになるまでお酒を断ち、夕食はキュウリ1本にしようと決意します。  この曲のダンスは、顔の前でチョコレートをあらわす四角やハート形を作ったり、両手をギュッと握ってお願いポーズなど基本はアイドルらしく可愛いものですが、メタルユニットだけあって時にはヘッドバンキングのような激しい振りもあり、かなり運動量もあります。 「毎日かなりハードに踊っていたらだんだんと体重が落ちてきて…1曲丸々踊れるようになる頃には4キロ減っていましたね。中年太りのおばさんが可愛いらしい振りコピをしている姿は…他人がみたらバカみたいだと思いますが(笑)楽しいし、ストレス解消にもなるし本当にオススメですよ!」  夕飯=キュウリ1本はリバウンドを招く邪道ですが、楽しめるエクササイズを見つけてお酒も断ったのは大正解ですね。

お尻が上がり、体力もつき、良い事だらけ

ヒップライン“♪ずきゅん!どきゅん!”とやっていた甲斐があって、通して踊れるようになると面白くなり、次から次へと振りコピを覚える田中さん。 「身体もどんどん締まってきので、最近流行りのスクワットを取り入れてみたら、日に日にお尻が上がって丸くなってきて驚きました! こんな歳でもまだやれば報われるんだなと希望が持てるようになったんです。おまけに体力もついてきた気がします」  鏡を見るのが好きになった田中さんは、化粧品や洋服を買うのも楽しくなりどんどん綺麗になっていきました。 「会社で色んな人から『最近、雰囲気が変わったね』とか『彼氏出来たの?』と言われるのですが…まさか、BABYMETALのMVを観て踊り狂っているなんて言えないので(笑)『ん…どうかな?』なんていい女ぶってゴマかしています!」  最近、男性から飲みに誘われる事があきらかに増えてきたそう。 「これってチャンスだなと思うんですけど…早く帰って踊りたくなっちゃうんですよ(笑)どこかにBABYMETALヲタで、年上の女が好きな男性いませんかね?」  ひょんな事から、身体を動かすキッカケを得た田中さんは…いまだに毎晩踊り続けていて、日に日に体が引き締まっているそうです。 ―シリーズ ダイエット“悲喜こもごも”体験談 vol.21― <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【鈴木詩子(すずきしいこ)】 漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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