婚活相手とLINE交換したら…一方的な悩み相談のあと、ゾッとする行動に
「ブロックしてトークも削除。もう二度とあんな人と連絡を取りたくありません」そう、憤(いきどお)りながら話すのは、高橋安美さん(仮名・37歳)。彼女がLINEでブロックしたのは、婚活で知り合った男性Aさん。
高橋さんがAさんと出会ったのは婚活サイト。「同い年で大卒、さわやかそうな見た目が決め手でコンタクトを取ったんです。それで食事をすることになりました」
フェードアウトしようと思った高橋さんとは裏腹に、彼からのLINEが来るようになったのは、1週間後。
内容は「職場の雰囲気が悪い」「後輩がダメで困っている」「独立したいけど資金がね」などなど。どうでもいいような悩み相談がはじまったのです。
「彼は私に好意があるから、連絡をくれるのかなって。だから最初は彼の悩みに、私もそれなりに答えていたんですよ。でも、彼がLINEを送ってくるのは、いつも飲んで酔っ払っているとき。しかも、『自分なりに工夫して、頑張ってね』とか、応援の返事をしても“既読スルー”なんですよ」
たまに高橋さんがグチを送ることがあってもAさんからは“既読スルー”。
「私が職場でこんなできごとがあって……。ってはげましを促すLINEを送っても、まったく返事はなし。こっちは無料のグチ聞き係じゃないんですけどって。思い返せばこのころから、AのLINEにはイラついていましたね」
イラつく高橋さんに気づいていないのか、AさんからのLINEは届き続けました。しかし、Aさんの「あるグチ」が関係を決定的なものにしました。
「結婚したいのに女性に相手にしてもらえない」「財布代わりにされる」など、あろうことか他の女性との婚活のグチをLINEしてきたのです。
「他の女と婚活していると報告された時点で、私は『圏外』なんだなと。今までのやりとりは、なんだったの? 頭にきたので、これでお別れという気持ちで、『もっと服装に気を使えば』って、本音で返してやったんです」
しかし高橋さんの予想に反してAからのLINEはまだ続きました。
「ルームシェアを止めて引っ越そうと思う。どこがいいかな」
「やっぱ職場の近くだよね」
高橋さんは、あきれ果てて“未読スルー”を貫くことにしました。
デートに現れたAさんは、Tシャツに個性的な和風のダボダボズボン。ちょっと変わった身なりだけど、飲食店勤務だからと、高橋さんはラフなスタイルを良い方に解釈しました。
「食事は普通でしたね。飲食に詳しいので、それなりにおいしい店に連れていってもらって。それから接客業なのでトークもそれなりで。でも、思い返してみると、どうでもいい話題ばかりで、何一つ記憶に残る話はしませんでしたね」
その日はこれといって、何もなく帰宅。「また、ごはんしましょうね」という当たり障りのないLINEを交わしました。高橋さんは「友達としては、アリだけど結婚相手にはないかな」と思ったそうです。
どうでもいい悩み相談が延々と……
他の女性との恋愛相談まで! ついに我慢の限界
1
2