「急にKが振り返り、私の目をジッと見ながら『分かりました! 今すぐ不倫なんてやめます』って言ったんですよ! え~~!って感じで一瞬フリーズしてしまいました」
しかも、そのまま電話で話しながら藤本さんに手を振ってきたそう。
「直接私と話さないまま別れを告げられるなんて…心底ムカつきましたし、かなりの屈辱でしたね。ですが同時に、あぁこんな面倒くさいヤツが私の旦那じゃなくて良かった…って思っちゃったんですよ(笑)」
そのままKさんの方を1度も振り返らないまま、歩きだし、タクシーを拾い帰宅すると…。

「Kの連絡先やメールでのやり取りを消去して、私の部屋にあったKの私物を全部捨てたら凄くスッキリして…なんだ、私、本当は早く別れたかったんだと、やっと気がついたんです」
何となく、独りになるのが怖くて踏ん切りをつけられなかった藤本さん。
「今回の事は、いいキッカケになりましたね…ただ、ヤツが首筋を痛めただけだったのか、ホントに霊に取り憑かれたのかは分からずじまいですが…まぁ別にどっちでもいいですね(笑)」
Kさんと別れたら、それこそ憑き物が落ちたようにスーッとしたそう。
「馴れ合った不倫関係にモヤモヤしているよりも、独りの方がはるかに楽だって痛感しました。今は新しい恋に向けて、もっと自分に自信を持ちたいので何か習い事でも始めようかと思っています!」
もちろん、あれから藤本さんの働くカフェバーにKさんはパッタリと来なくなったそうです。
<文&イラスト/鈴木詩子>
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【鈴木詩子(すずきしいこ)】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
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