「その2日後、ユミからLINEで
『彼から返信来たよ!』という言葉とともに、スクショされたメッセージ内容が送られてきました」
会話の内容自体は他愛もないものでしたが、彼に他の女性とやり取りする気があると分かり、怒りが湧いてきたという舞さん。
「でも彼を責めると私がユミを使って調べたことがバレてしまう……。結局、黙っておこうと思ったところ、
彼から突然LINEが来たんです。内容は『付き合う話はなかったことで』と一言、冷たく書かれていました。
私、何かした? と彼に電話したけれど出てくれなくて……。結局、
よく分からないまま彼にはフラれてしまい、なぜかユミもその後連絡が取れなくなったんです」
その数か月後、舞さんは信じられないものを見てしまいます。
「
ユミのSNSに彼との2ショットが載っていたんです。その時やっと、彼にフラれた理由が分かりました。恐らくユミは私に頼まれてアプリに登録したことを彼にバラしたんだと思います。そういえばユミも彼の仕事や年収に興味津々だったし、すごく羨ましがってましたね。
ユミにはムカつきましたが元々のきっかけを作ってしまったのは私だし、
すぐに他の女になびいた彼への幻滅のほうが大きかったですね。なんか自分がキュービッドになって2人をくっつけたみたいで、もうどうでもいいやって感じですね」
相手を信じられなかったことをきっかけに、高収入の彼氏と友情を同時に失ってしまった舞さん。友人のユミさんも酷いですが、彼女に相談せず彼と付き合い続けても、幸せになれたかどうかは微妙です。見る目を養うことと人を信じることのバランスって、意外と難しいものですよね。
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シリーズ「結婚を逃す女性のため息」vol.7――
<文/結城>
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【結城(ゆうき)】
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