「ブス」と叩かれ続けて…大スターの両親を持つ、2世女優の苦悩
「親の七光りでパッとしない」「ブスでイモ」など、これまで世間からキビシイ目を向けられていたルーマー・ウィリス。ハリウッドを代表するビッグネームであるブルース・ウィリスとデミ・ムーアの娘として生まれたルーマーだが、なかなか役者の仕事に恵まれなかった上、容姿についても散々こきおろされるなど、つらい日々を送ってきた。
そんなルーマーが、30歳の誕生日を迎えるにあたり、タトゥー除去に踏み切ったそうだ。大変な痛みを伴ったというその手術で、左肩にあったライオンの顔など複数のタトゥーを消したという。タトゥー除去を決めた理由について、変化を求めたと明かしているルーマーだが、一体どういう心境だったのだろうか。
その経験についてルーマーは「酷かった。本当に酷かったわ。大きなタトゥーを消すのは幸い軽かったんだけどね。みんなから痛いって言われた時は、全然分かってなかった」と振り返る。
「そんな時代もあったのよ。若気の至りでタトゥーをいっぱい入れてね。でも除去する技術が発達した時代に生きていてラッキーだったわ。単に(入れたタトゥーが)自分自身だともう感じなくなったの。だから変化の時だって」
父は『ダイ・ハード』シリーズでおなじみの人気俳優ブルース、母は『ゴースト/ニューヨークの幻』で多くの人々を虜にした美人女優のデミ。世界的な知名度を誇る両親のもとに生まれ、同じく俳優の道に進んだルーマーだったが、どうにもパッとしなかった。
ルーマーの体のあちこちに刻まれたタトゥーは、そんなつらい時期に入れられたものだったのだろうか?
女優としてなかなか芽が出なかったこともつらかっただろうが、さらに追い打ちをかけたのが、美人の代表として語られる母デミではなく、父ウィリスに激似と言われたその容姿。
実際ルーマーが「美人なママじゃなくて、男らしいパパにソックリって言われる」と苦しい胸のうちを明かしたことも。特にあごのあたりがブルースに似ている…といわれていたルーマーは、整形を考えたこともあったらしい。
だが、整形疑惑や容姿を批判する声はいまだあるものの、年齢や経験を重ね、ルーマーも一人の女性として魅力を増してきている。それがよくわかる、ある一枚の写真が公開され話題となった。
下の写真は、ルーマーとのツーショットをデミがTwitterで公開したもの。左が娘のルーマーで、右が母のデミだが、写真が公開されると「まるで双子のよう」とメディアに大きく取り上げられた。
「美人の母親に似なくて残念だったね」という世間の論調に、まさに一石を投じる写真。いまでは、服装やメイクによって、美人の母と双子? といわれるほどまでに美しくなったのだ。
デビューしても鳴かず飛ばず、「ブス!」と叩かれた日々
女優としては鳴かず飛ばずだったが、最近は音楽活動に力を入れ、歌手デビューすると高い評価を得ているというルーマー。明らかに運が上向いてきている感じだが、今回のタトゥー除去が人生の新章を飾ると話している。 「今年30歳になったの。とても重要なことだと思ってる」 「特に今の時代、世界はネガティブなことに注目しがちだし、それが正しい時もある。でも私は例えどんな小さなことでも、毎日感謝することを見つけるのが大事だと思う。仕事がある、家族と住む家がある。両足があるというだけでもね。どんなことでも小さな感謝を見つけること。それが本当に大事よ」Bookends!! #twinning pic.twitter.com/AMAmnydvPi
— Demi Moore (@justdemi) 2015年5月25日
偉大な両親を持ちながら、世間からの厳しい視線に苦しみ、ついに自分なりの道を見つけたルーマー。最近はめっきり美しくなったと評判だが、タトゥーも除去し心機一転、今後ますます輝きをましていくことだろう。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>