無印良品に登場した「冷凍食品」を食べてみた。餃子や中華はイマイチ…
③豚角煮の中華ちまき 2個 490円(税込)
最後にご紹介するのは、コンビニではなかなか味わえない「中華ちまき」。電子レンジで温めて味わえる便利アイテムですが、コンビニおにぎりの倍額ということもあり、ただならぬ期待を持ちながら、レンチン。竹皮を開けば、品よくいい香りが漂います。
見た目はあっさり、軽やかな感じ。食べてみると、もち米の食感としては、せいろで蒸したようなさっぱりテイストでした。豚角煮が中心に乗っていますが、食べた時の印象は強くなく、存在的に遠慮気味。ごはんの味付けとしても薄味系なので、おかずとの相性は悪くなさそうです。
【オススメシーン】
・中華おかずと一緒に楽しみたい時に
・いつものおにぎりに飽きた時に
以上3点をまとめてみると、ボリューム・見た目・味付け・食材使いにおいてすべてインパクトが弱く、つつましい感じ。例えて言うなら、“個性弱めの優等生”なのかもしれません。でもこれ、むしろ地に足がついているという解釈もでき、飽きなくていいと思う人もいるのかもしれません。
果たして、他アイテムもすべてがこうなのでしょうか? 後編では、健康系おにぎり、パン、和スイーツなどを紹介したいと思います。
<文、写真/スギアカツキ>スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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