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たけしからダルビッシュまで“安田純平さん自己責任論”をめぐる場外バトル

 シリア北部でイスラム武装組織に拘束されていたジャーナリストの安田純平氏が、3年4カ月ぶりに解放されました。

安田純平さん

7月にネット上で公開された拘束動画より

 解放を喜ぶ声と同時に、SNSでは、日本政府の制止を振り切ってシリア入りした安田氏に対して「拘束されたのは自己責任」というバッシングも起こり、有名人も様々な発言をしています。

 こういう場面でその人の見識がわかる――ということで、それぞれの発言をまとめてみました。

ダルビッシュ「自己責任論」へ根気強く説得ツイート


「ダルビッシュ有 “軌跡” ~Keep the faith~」東宝

「ダルビッシュ有 “軌跡” ~Keep the faith~」東宝

 まず「自己責任論」に対して激しく反論したのが、大リーグのカブスに所属するダルビッシュ有投手。

「危険な地域に行って拘束されたのなら自業自得だ! と言っている人たちにはルワンダで起きたことを勉強してみてください。誰も来ないとどうなるかということがよくわかります」

「一人の命が助かったのだから、自分は本当に良かったなぁと思います。自己責任なんて身の回りに溢れているわけで、あなたが文句をいう時もそれは無力さからくる自己責任でしょう。皆、無力さと常に対峙しながら生きるわけで。人類助け合って生きればいいと思います」

 など、ツイッターで連投しました。それに対して自己責任論者からの反論や批判が殺到しましたが、ダルビッシュは自身のリツイートを含めて150回程に渡り投稿。


 例えば「もっとほかに対策できたはず」というコメントに対しては、「対策できてたら世界のジャーナリスト何人も拘束されないと思いますよ。現地のガイドとか通訳が売ったりするらしいですし」という具合に、数日間にわたって返信し続けました。

本田圭佑もダルビッシュを援護



 そんな中、ダルビッシュの「日本が戦争していてたくさんの人が殺されているなかで世界のどの国もが知らんぷりだったらどうするんだろう? って妻と話してました」という投稿に対して、サッカー元日本代表MFの本田圭佑選手が反応しています。

「僕も色んな国に好きで行くので、しかも政治やビジネスに関して好きな事言うので、このまま拘束されたりしたら、ホンマにヤバいかもっていつも思ってますダルビッシュさん夫婦がいればもっとガツガツいけそうです」

 と、ダルビッシュの発言を引用してツイートし、バッシングに応戦。

「フリージャーナリストの安田さん、色々と議論がなされてるみたいやけどとにかく助かって良かったね」

 とも投稿しています。

ZOZO前澤社長、助けられなかった3人に言及



 ダルビッシュや本田と同じく、安田氏の帰国にツイッターで安堵(あんど)の声をもらしつつも、持論を展開したのは、ZOZO・前澤友作社長。

「拘束されていた安田さんが解放され助かった。本当に良かった。けれど忘れてはいけない。2015年1月の後藤さんと湯川さん、2004年10月の香田さん、三人とも助からなかった」とコメント。

 当時、身代金要求に日本政府は応じなかったことを引き合いに出して「人命より、テロとは交渉しないという姿勢を優先した。人命<姿勢???」と、問題提起しました。

松本人志、安田氏の今後のジャーナリスト活動に異議?


「ワイドナショー」フジテレビ公式サイトより

「ワイドナショー」フジテレビ公式サイトより https://www.fujitv.co.jp/widna-show/

 また、自己責任論に別の角度から持論を唱える人も。

 ダウンタウンの松本人志は、『ワイドナショー』(フジテレビ系列)で、安田氏1人を叩くのではなく、無事に帰国できてよかったと迎え入れればいいのに、と前置きした後に、

「個人的に道で会ったらちょっと文句は言いたいと思う」
「わざと人質になって身代金折半しようやみたいなヤツが出てこないとも限らない。(今後もジャーナリストとして危険な場所へ向かうことは)それはもうちょっと許せないかな。ジャーナリズムって何なんだろうか」

 と独特の見解を述べています。

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ビートたけし、土田晃之、西川史子、ウーマン村本も発言

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