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米津玄師『Lemon』カラオケ1位の座をキープ。人気が広がる「現代の尾崎豊」ってどんな人?

イラストレーターなどマルチに才能を発揮

 また、自身のイラストと文章で構成された『かいじゅうずかん』という単行本を発行していたり、展覧会「ルーヴル美術館特別展『ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~』」に、荒木飛呂彦、寺田克也、松本大洋など日本を代表する漫画家たちと並んで描き下ろしのイラストを出展するなど、イラストレーターとしても芸術的才能が爆発。MVやCDジャケットでもそのセンスを光らせています。
米津玄師「かいじゅうずかん」ロッキング オン

米津玄師「かいじゅうずかん」ロッキング オン

 188センチとスラリとした高身長で、片目を隠すほどに長い前髪。その憂いのあるルックスも「イケメンすぎないところが好き」「ぼってりした唇に色気がある」と女性ファンをキュンキュンさせています。米津の独特のヘアスタイルは、影響を受けたと公言している、RADWIMPSの野田洋次郎、BUMP OF CHICKENの藤原基央の影響かもしれません。
米津玄師 HIGHSNOBIETY JAPAN ISSUE 01

「HIGHSNOBIETY JAPAN ISSUE 01」カエルム

 なにより、自分が作りたい音楽に対して、積極性と行動力で、不可能を可能にしていく米津。「どうしてもやりたいと無理を言いました。この曲は菅田くんでなければ絶対に成立しない」と、多忙を極める俳優、菅田将暉に熱烈なオファーをかけて口説き落とし、2人タッグを組んだ楽曲『灰色と青(+菅田将暉)』のリリースを実現させています。  どこを切り取っても多才でクリエイティブでミステリアス。作詞作曲に加えて、ダンスやイラストなどマルチな才能を発揮する米津玄師のことを、ファンは口を揃えてこう呼びます。「天才」と。

「現代の尾崎豊」とも言われる若きカリスマ

 そのカリスマ性は、「現代の尾崎豊」とたとえられることも。  デビュー当時は、主に20代や30代から支持されていましたが、ドラマ『アンナチュラル』の主題歌を手がけたことで40代、50代の主婦層までもを虜(とりこ)にし、米津玄師現象は一気に拡大。今年の紅白出場も確実視されており、実現すれば認知度もますますアップするでしょう。  昔からニコニコ動画などを主戦場にしていた経験則からか、新曲をフルでYouTubeに公開するなど、ネットとリアル双方の支持を広げるのが巧みで、一気に国民的トップスターへと上り詰めました。米津玄師という名前が本名というのも、カリスマ性に満ちています。  若き「天才」の勢いはまだまだ加速するのでしょうか。見届けたいところです。 <文/満知缶子>
満知缶子
ミーハーなライター。主に芸能ネタ、ときどき恋愛エピソードも。
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