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『あまちゃん』チームがズラリ。宮藤官九郎の2019年NHK大河『いだてん』が豪華すぎる

 1月6日(日)に始まる、NHK大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合、毎週日曜夜8:00~)が、大いに注目を浴びています。
大河『いだてん 』

大河『いだてん 』公式サイト https://www.nhk.or.jp/idaten/r/

・「東京」と「オリンピック」がテーマ ・宮藤官九郎の脚本 ・33年ぶりの、大河ドラマでの近現代史 ・19年ぶりのリレー形式の主演(中村勘九郎→阿部サダヲ)  ということなど、話題性もたっぷりです。  もちろん脚本・宮藤官九郎×制作統括・訓覇(くるべ)圭×演出・井上剛という『あまちゃん』チームで作られる大河ドラマとして、『あまちゃん』ファンはもちろんのこと、朝ドラファンにとっても必見の作品です。

『あまちゃん』キャスト続々…1話でもいいから「のん」を!

 物語は、日本が初めて参加して大惨敗したストックホルムオリンピック(1912年)→戦争で幻に終わった1940年・東京オリンピック→1964年・東京オリンピックの実現、という激動の52年を描いたものです。  主演は、ストックホルム五輪にマラソンで出た、日本初のオリンピック選手である金栗四三(かなくり しそう、中村勘九郎)。もうひとりは、1960年の東京オリンピックを招致したキーマン、新聞記者で水泳指導者の田畑政治(阿部サダヲ)。  これを、五代目古今亭志ん生(ビートたけし)による架空の落語『オリムピック噺』に仕立てたのです。  さらに、第一弾で発表された勝地涼、古舘寛治、ピエール瀧、杉本哲太、第二弾発表の橋本愛、松尾スズキに続き、小泉今日子の出演も発表され、『あまちゃん』キャストが続々と勢ぞろいしてきています。  こうなると、誰もが気になるのはやはり、のん(旧・能年玲奈)が出演するかどうかでしょう。  どんな役でもいい、ワンポイント出演でもいいのでのんを大河ドラマで観たいと思っている人は多いはず。

宮藤官九郎ドラマは制約があるほうが面白い

『あまちゃん』が朝ドラに吹き込んだ新風は非常に大きなものでした。  視聴率こそ決して高くなかったものの、『あまちゃん』以前・以降で、朝ドラの注目度は大きく変わりました。これまで朝ドラを見たことがなかった男性なども巻き込んでバブル状態を作り出し、そこから朝ドラは別のステージにいった感があります。  この効果を大河ドラマもまさに期待したいところです。  宮藤官九郎は、脚本家としてのキャリアを、原作モノの脚色からスタートした人ですが、完全に自分の世界を遊びまくるオリジナル作品の場合、ファンは大盛り上がりでも、一般層がついてこなくなるパターンもあります。  その点、「15分×週6本×半年」という制限のキツイ朝ドラでは、ほどよい抑制が効いたことによって、クドカン作品の最大の魅力「シリアスと非シリアスのバランスの秀逸さ」が存分に発揮されました。  そういった意味で「大河ドラマ」という枠であること、さらに実在の人物をモデルとしていること、「オリンピック」という制限だらけのお題があることなどは、まさに理想的。
いだてん 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)

『いだてん 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)』 題字はあの横尾忠則

 しかも、中村勘九郎が演じる金栗四三は、「初めてオリンピックに出場した選手」でありながらも、「本番に弱かったり成し遂げられなかったりする」ほろ苦さや悲しさ、おかしさを併せ持つ主人公像で、まさに宮藤官九郎の十八番。  ただし、登場人物が多く、一人一人が魅力的に描かれる宮藤官九郎作品の場合、それぞれの魅力が掘り下げられ、点と点がつながってくる中盤以降に本当の面白さが見られる可能性もあります。  おそらく見たことのない大河ドラマになるでしょうが、十分に味わうには、途中で脱落しないこと。握力しっかり最後まで見ていきたいものです。 <文/田幸和歌子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
田幸和歌子
ライター。特にドラマに詳しく、著書に『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』など




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