ボイトレで鼻づまりスッキリ。ツラい呼吸を楽にするトレーニング
鼻、詰まっていませんか? 私はもともと鼻と喉が弱いせいなのか、乾燥すると鼻が詰まって呼吸がとても苦しくなります。しかも詰まるだけでなく、すぐに悪化して副鼻腔炎になるので本当に辛いのですね…。
副鼻腔炎というのは、鼻の奥の“副鼻腔”に膿が溜まるもので、頭痛や歯痛、目の辛さなどを引き起こす苦しいもの。耳鼻科で薬をもらっても、すぐに良くなるわけでもないので、つらい日々はしばらく続きます。
そのつらい鼻づまりがボイストレーニングをで軽減できたので、副鼻腔炎はもちろん、鼻づまりやのどの痛さに悩む皆さまの参考にご紹介したいと思います。
鼻づまりによる“ダル重さ”を軽減するヒントをくれたのは、ボイストレーナーで歌手もしている白壁慶子先生。先生には、以前「美人になる声の出し方」を教えていただきました。
今回お伝えする鼻詰まりや副鼻腔炎によるダル重さを軽減する方法とは、ズバリ「ハミングをすること」です。これは本当に目から鱗だったのですが、ハミングをして鼻の内側を鳴らすと通りがよくなり、とてもすっきりするのです。
「そもそもハミングというのは、音を体の中に閉じ込めて共鳴させるものなんです。ハミングをしている時は、音波が胸や頭の空洞で反響しています。
頭や胸の空洞は皆さんが思っている以上に大きいのでしっかり意識して使うと、豊かで大きい声になり、喉を傷めることもありません」(白壁先生、以下・同)。
実際、強めにハミングをすると鼻先や唇の辺りを震わせていることがわかると思います。つまり、ハミングとは、自分の胸のあたりから鼻にかけてのゾーンをいわば楽器に見立てて、共鳴させて出しているものだったのですね。
先生によれば、高音を出すときには主に鼻腔など頭部を震わせていて、低く深い包み込むような声のときは主に胸を震わせるのだとか。ということは、高音でハミングをするときに、より鼻の空洞を意識すれば、鼻が鍛えられるということではないでしょうか。
というのも、私のように副鼻腔炎になりやすい人というのは、おそらくは鼻腔を普段、うまく使えてないのだと思うのです。「鼻が詰まるから口を使う」のか、「口を使うから鼻の機能が劣化する」のかどちらが先かわかりませんが、気が付くと口で息をしています。
特に寝ている時には口呼吸が多いようで、そのためもあってか、朝起きると鼻が辛くて頭が痛い副鼻腔炎になっていたりするのです。
内部を使うにはハミング!
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