ポイントはここからです。
「鼻が詰まって苦しい人や、逆に鼻炎などで鼻水が止まらない人にハミングはオススメです。口呼吸で息が浅くなっていると思うので、まずは頑張って口を閉じてみる。そして
ゆっくりと5~6秒かけて鼻で息を吸ってみましょう。吐くのは口でもOKです。ゆっくり呼吸をするうちに、呼吸が深くなり、腹式呼吸ができるようになっていきます。
ここで、ハミングです。軽い鼻歌から始めて、だんだん大きな音にしていくのですが、
顔全体にある大きな副鼻腔まで震わせるイメージでいると、より大きな音を出すことができますよ」

副鼻腔全体を使うイメージで
ハミングで大きな音を出そうとすると鼻腔全体を使うことになるので、鼻がつまりがちな私には、よいレッスンになるということでしょうか。
「実際レッスンに通ってくる生徒さんの中には鼻炎や花粉症持ちの方がいらっしゃいますが、1時間のレッスンを終えると鼻が通ってラクになっているようですよ」
私自身、このレッスンでハミングを5~6分行ったのですが、それだけで
鼻づまりによる頭の重さが軽減し、ラクになりました。夜は久々にぐっすりと眠れたので、続ければ、副鼻腔炎にならない強い身体になれるかもしれないと思いました。
そもそも歌のレッスンに出かけただけだったのですが、まさか鼻まで楽になるとは…とても嬉しい発見でした。ハミングは歌のレッスンをする人出なければなかなかしないと思いますが、鼻どおりがよくなり深い呼吸ができるようにもなるので、ハミングを生活に取り入れるのはオススメです。
●白壁慶子先生
歌手、ボイストレーナー。
『歌と声の教室 VOICE QUE(ボイス キュー)』を二子玉川で主宰し。10代~70代までの男女にボイトレを指導し、丁寧な教え方で人気。
<文/にらさわあきこ>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】