初めてのしっとり感!お肌が弱い人に評判の“熟成した”石けん
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LA LA HONEY(ララハニー)。この石けんを自ら作り、世に送り出した藪内朋子さん(やぶうち商会・化粧品事業部専務取締役)に話を伺いました。
2011年10月に販売スタートして、SNSや美容雑誌などで人気の「ララハニー」のコールドプロセス石けん。合成保存料・合成界面活性剤などの添加物を使わず、自然由来の原料で丁寧に手作りされており、「泡の肌触りがやさしい」「洗い上がりがしっとり」と評判になっています。
コールドプロセス石けんとは、一体どういうものなのでしょうか?
「石けんというのは、油脂とアルカリをまぜ、化学反応を起こさせて作られます。一般的な石けんは製造過程で熱を加え、変化反応を速くして作られます。
ですが、コールドプロセス製法は、熱を加えずに、常温でゆっくり時間をかけて熟成、乾燥させるんです。自然そのものの原料を熱によって破壊することなく、そのまま石鹸にとじこめることができます。その結果、泡立ちや保湿感が良くなるのです」(薮内さん、以下同じ)
熱を加えないと製造過程で油脂が劣化しないことから、石鹸にはあえて5%の油分を残しているのだとか。さらに、洗浄成分ではないグリセリンは通常は取り除かれることが多いのですが、「化学反応で作られる優れた保湿成分であるグリセリンも、石けんの中の成分として残しておきます」。
良質の油分とグリセリンが含まれていることで、しっとりもっちりの洗い上がりが実現したんですね。この製法だと1つの石けんが完成するまでには、約1ヶ月以上もかかり、品質管理がとても難しいそう。それゆえ、大量生産には向かないそうです。
でも、なかには「泡立たないのでは?」「汚れが落ちないのでは?」と心配する声もあるそうです。
「日本では家庭で石けんを作る習慣があまりないからか、ハンドメイド石けんになんとなく疑念を抱かれることもあるようです。でも、ヨーロッパの国々、特にオリーブが取れる地中海周辺では、家庭でオリーブオイルの石けんを作るのは普通のことなんですよ」
実は、ララハニーの石けんも、誕生のきっかけは薮内さんの「手作り」だったといいます。
「湿疹やアトピーなど、自分の肌が弱かったことから、色々なコスメを自分で作るようになりました。ある日、石けんの作り方の本を書店で見つけ、自宅のキッチンで実際に作って使ってみたんです。それがとても使い心地がよくて、次第に周りの人たちから『欲しい!』と言われるほど評判になりまして。
ただ、薬事法(現・薬機法)のルールでは、人に勝手にあげたり、販売したりすることはできなかったのです」
この石けんの良さをもっと人々に知ってもらうためにはどうすればいいのか――。
たまたま、薮内さんの親族が経営している「やぶうち商会」(薬品・溶剤・塗料などの卸会社)に、化学の知識を備えた人材がいたため、法的な許可を得て販売する体制が整ったそうです。
ララハニーの石けんは、富山の自然の恵みをふんだんに使っていることも大きな特徴です。立山連峰の雪解け水を水源とする常願寺川の清水、近くの養蜂場で摂れるハチミツ、富山湾の海洋深層水など、豊かな自然素材が使われています。
発売当初はハチミツを使っていなかったのですが、工場近くに養蜂場があったことから、使い始めたそう。「養蜂家や林業関係者の方々と共に試行錯誤を重ね、作り上げました」と薮内さん。
今ではララハニーブランドは、石けんだけでなく、ハンドクリーム、リップクリーム、シャンプー&リンスなどアイテムが充実。それらにもハチミツが応用され、「みつばちコスメ」として人気商品となっています。
使った人からは「肌の弱い人必見です! やっと出会えたマスト石けん」「泡の感触が非常に優しく、洗い上がりもしっとりします」といった声が寄せられています。
ララハニーの石けんは、パッケージもなんとも素敵なデザイン。大手食品メーカーの菓子や飲料のデザインを手がけた有名デザイナー・近藤洋一さんに依頼したということです。
「コールドプロセス石けんの良さをもっと多くの方々に知ってもらいたい。これを使うことで、皆さんに幸せになってもらえればと願っています。現在はネット販売が中心ですが、今後は店頭販売も積極的に行っていきたいです」
女性にとって、「美肌」はとても大切なテーマ。
筆者は、子育て真っ最中で「時短! 節約!」とプチプラの液体ボディソープでさくっと洗って済ませる毎日です。薮内さんのお話を伺い、ちょっぴりお金と時間をかけ、バスタイムを楽しむ日々を徐々に取り戻して行きたいな、と感じました。
いま、またブームが来ているという固形石けん。特に、石けんで洗顔する若い女性たちが増えているといいます。
一方で、固形石けんというと「使い心地が悪そう」「肌が乾燥しそう」というイメージを持つ人がいるのも事実。実は筆者も、ブームに乗っていろいろ試してみたものの、なんとなく肌が乾燥している気がして使用をやめた1人です。乾燥の原因が石けんなのかはわかりませんが…。
でもそんなイメージをくつがえす、富山発の石けんがいま話題となっています。ブランド名は