Entertainment

『ボヘミアン・ラプソディ』がGG賞で2冠。『万引き家族』など日本の作品は?

 是枝監督『万引き家族』と細田監督『未来のミライ』がノミネートされ、日本でも注目されていた第76回ゴールデングローブ賞(以下、GG賞)が6日(日)ビバリー・ヒルトンホテルで開催された。それぞれ外国語映画賞、長編アニメーション映画賞の候補に選ばれ、受賞に期待がかかっていたが、残念ながら2作品とも受賞を逃した。  一方、日本で異例の大ヒットとなっている映画『ボヘミアン・ラプソディ』が、ドラマ部門の作品賞主演のラミ・マレックが男優賞を受賞し、2冠に輝いた。
 映画のなかでクイーンの故フレディ・マーキュリーを演じたラミは受賞スピーチの中で、次のように語り、故人への感謝の言葉を口にした。 「わたしに人生最高の喜びを与えてくれたフレディ・マーキュリーに感謝しています。あなたのことが大好きで、素晴らしい人です。この賞は最高のあなたに捧げます」  日本では「社会現象」といわれるほどの大ヒットとなっている『ボヘミアン・ラプソディ』だが、そこまで高評価されていないアメリカで、同作が作品賞を受賞したのはサプライズだったようだ。
 ただ、アカデミー賞の前哨戦(ぜんしょうせん)といわれているGG賞だが、アカデミー賞で同じ映画が作品賞を受賞する確率はあまり高くないともいわれている。  一方で、男優賞に輝いた主演のラミ・マレックについては、アカデミー賞に近づいたともいわれているので、『ボヘミアン・ラプソディ』で胸を熱くした日本のファンたちの期待も高まることだろう。  今年のGG賞で最多となる3部門に輝いたのは、映画『グリーンブック』。1960年代を舞台に、ジャズミュージシャンのドン・シャーリーとそのボディガード兼運転手であるトニー・リップの友情が描かれている。同作は、コメディ/ミュージカル部門の作品賞をはじめ、脚本賞マハーシャラ・アリが助演男優賞を獲得した。  トロント国際映画祭で「観客賞」を受賞している同作。アカデミー賞の大本命ともいわれているが果たして…? 映画『グリーンブック』は3月1日より日本公開。  一方、アジア系女優として初めて、2度目となるゴールデン・グローブ賞を受賞し話題となっているのが、韓国系カナダ人のサンドラ・オー。  授賞式で司会も務めたサンドラは、日本でも人気を博したドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』での演技で助演女優賞を獲得している。そして今回、ドラマ『キリング・イヴ』で英国の情報機関MI6のエージェント、イヴ・ポラストリ役が評価され、テレビドラマ部門で主演女優賞を受賞した。
サンドラ・オー

アジア系女優として初めて2度目となるゴールデン・グローブ賞を受賞したサンドラ・オー

 韓国からの移民である両親を持つサンドラは、「今夜、私がとても感謝している2人の人間がここにいます。母と父へありがとうを述べたいと思います」と感謝の言葉を述べている。

注目を集めたガガの衣装。女優が指輪を失くすハプニングも

 昨年のGG賞では、ハリウッドを揺るがしたセクハラ問題について、抗議の意思を示そうと、スター俳優たちが黒一色の衣装でレッドカーペットに登場し、話題となった。  今年のGG賞で注目を集めたのは、ヴァレンティノのエッグシェルブルーのドレスで臨んだレディー・ガガ。特に、推定500万ドル(約5億4000万円)とされるダイヤモンドがきらめくティファニー特注の「アウロラネックレス」は圧巻で、300個の眩いダイヤ、そして真ん中には梨の形をした宝石が人々の目を引いていた。
 ガガはネックレスの他にも、11万5000ドル(約1200万円)するダイアモンドとプラチナのクラスターイヤリングとブレスレットで注目を浴びていた。  そんなガガが主演する映画『アリー/スター誕生』は最多5部門でノミネートされていたが、楽曲「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛の歌」が主題歌賞を受賞するにとどまった。しかし、プレゼンターのテイラー・スウィフトが受賞を発表すると、ガガは感動の涙を流したという。  ガガが身に着けていた超高級ジュエリーに人々が目を奪われている中、こんなハプニングも。  人気女優のタラジ・P・ヘンソンが、授賞式で高価な指輪を失くすという憂き目にあったようだ。深緑のベロアのドレスに、ダイヤの指輪など数々のアクセサリーを合わせていたタラジだが、退場の最中にそのうちの1つが落ちて指元からなくなっていることに気づいたという。
 パニックに陥ったタラジがそこで「大変、どうしよう! みんなその場を動かないで! 私の指輪が!」と叫びつつ床を探し始めたところ、近くにいた俳優のテリー・クルーズも一緒になって床にはいつくばって、人々の動きを止めながら探すのを手伝い始めたそうだ。  その結果、幸運にも会場のビバリー・ヒルトンを去る前に指輪はタラジの手元に戻ってきたという。  サプライズあり、涙あり、ハプニングありだった今年のGG賞。受賞は逃したものの、日本から2作品がノミネートされたり、大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』が2冠に輝いたりと、日本人にとっても印象深いものとなった。来月発表されるアカデミー賞も楽しみに待ちたい。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
Cxense Recommend widget




あなたにおすすめ