Gourmet

無印良品「890円のぬか床」に感動。野菜を入れるだけで驚きのおいしさ

漬け方は、ミラクル級にカンタン。野菜を準備して漬けるだけ!

 私が用意したのは、キュウリ、ニンジン、ナス、大根類。これらを洗って、キッチンペーパーで水気をしっかり吸っておきます。 ぬか漬け用野菜/キュウリ、ニンジン、ナス、大根類 大根やニンジンは縦に切り、ナスは塩もみして色素を軽く流しておきます。これらをぬか床に加えましょう。 ぬか床 そして野菜がぬかにコーティングされるよう、パックの外から手でモミモミして漬けていきます。余計な雑菌が入らず、手も汚れないので一石二鳥です。 ぬか床 パックの中の空気を抜いて封を閉じ、冷蔵庫へ。今回は冬ということもあり、日の当たらない涼しい場所に置いて漬けることにしました。そして漬けること丸1日。 ぬか床(丸1日後) 野菜を取り出し、軽く水洗いをし、切って盛りつけてみました。 ぬか漬け そして実食です。「うぁー! おいしい!!!」というのが、本音の感想。ぬか漬け本来の香りや風味が、こんなに簡単に味わえるなんて、お世辞抜きに感動級の味わいでした!  また、材料がシンプルで、いろんなものが入っていない分、野菜が持つ素朴な甘味・旨味をシンプルに堪能できたのも、目からウロコ的な体験となりました。欲を言えば、「塩気」が気になるポイント。捨て漬けが不要ということでしたが、実際に食べてみると、初回の塩辛さはどうしても気になるレベルでした。その後の実験結果では、5回目以降から良い塩梅(あんばい)に。パッケージ裏にやわらかさや味の調整方法も記載されていますから、不安なくぬか床を育てていくことができそうです。  とにかく、スーパーで買うぬか漬け(しょっぱい・香り弱い)とは別次元。手作りのおいしさはもちろんのこと、“自家製”という特別感や野菜愛を強く実感できますから、気になる人は是非チャレンジしてみてくださいね! <文、写真/スギアカツキ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ