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役作りで2トン超えジープ押す美人女優。どんなトレーニングを?

 小さな部屋に7年ものあいだ監禁された母親と息子の生きざまを描いた映画『ルーム』。この映画で、性的暴行によって生まれた息子に愛情を注ぎ、「部屋」の中しか知らない息子のために脱出を決意する母親を演じたブリー・ラーソン。  監禁下に置かれた主人公をリアルに演じるため、太陽を浴びないようにするなど、徹底的な役作りをしたといわれている。そんなブリーが、今回は重量5000ポンド(約2268キロ)相当のジープを生身で押す動画を公開し、話題となっている。エレガントな美人女優が、一体なぜそんな力技に挑んだのだろうか?
ブリー・ラーソン

ふだんはエレガントなブリー・ラーソンだが…(C)Starstock

 日本でも3月15日から全国公開される映画『キャプテン・マーベル』の撮影に向けて強化トレーニングに励んでいたというブリー。今回公開した荒行は、彼女の強靭さを計るテストの一環として行われたそうだ。  ブリーは12日(火)にインスタグラムに動画を投稿し、こうキャプションを添えている。 「トレーニングのハイライト。(ガソリン満タンの)約5000ポンドのジープを1分間押したの。『キャプテン・マーベル』仕様のナイキのメトコンを履いてね! 力強い雰囲気だけど、気に入ってる」
 そんなブリーは以前、体育会系ではなかったものの、マーベル初の女性ヒーローであるキャプテン・マーベルを演じるにあたって、9か月に及ぶトレーニングをこなしたことで筋肉がついたと明かしていた。  ブリーはトーク番組『エレンの部屋』に出演した際、こう話していた。 「体育会系でいるのが新鮮なの。全然アスリートじゃなかったから。私って『この水を開けてもらえるかしら?』って言うタイプだったの。で、1年前に筋力がついたのよ」 「9か月トレーニングに励んだおかげで、信じられないようなことができるようになったの。(トレーニングが)終わる頃には225ポンド(約102キロ)の重量上げができるようになったわ。キャプテン・マーベルは星を動かすことができるから、(トレーナーのジェイソン・ウォルシュに)『車を押せるようになりたいわ』って冗談を言っていたの」
「もしジープを押すことができれば、(役作りの)準備完了って感じるでしょ」 「この水を開けてもらえるかしら?」と言っていた女性が、重量2トン越えのジープを押せるようになるとは、すさまじい役者魂…。

女性ヒーローにぴったり?! セクハラ疑惑の俳優に毅然たる態度

『ルーム』でアカデミー賞の主演女優賞に輝いた演技力や徹底した役作りが評価されているブリーだが、信念を貫く内面的な強さもたびたび話題となってきた。  映画のなかで、老人男性に誘拐され、性的暴行を受けたすえに望まぬ妊娠・出産をする女性を演じたブリーは、性的暴行の被害者を支援する活動を積極的に行っている。  そして、2017年のアカデミー賞でプレゼンターとして登壇した際には、主演男優賞に選ばれたケイシー・アフレックに対し拍手を拒否。プレゼンターが壇上で無表情、直立不動のままという異例の事態に注目が集まった。この行動は、ケイシーが過去にセクハラで訴えられたことが理由で、インタビューの中でブリーは「意図的な振る舞い」であったことを認めている。  ガソリン満タンのジープを生身で動かし、女性を苦しめるセクハラに毅然と立ち向かう。そんなブリーはまさに、女性ヒーローはハマリ役ではないだろうか。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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