さらに「放送時間の短縮」を狙った主催者は、主題歌賞候補曲のパフォーマンスを2曲に限定することを1月下旬に、撮影賞など4部門の受賞者をCM中に発表すると2月11日に発表。 　全24部門中4部門の発表をCM中に行うという発表は、一般視聴者のみならず、ギレルモ・デル・トロやクリストファー・ノーラン、アルフォンソ・キュアロンなど名だたる監督たちやブラッド・ピット、ジョージ・クルーニーら大スターからの反対も相次ぎすぐさま撤回。 　主題歌賞候補曲の演奏も、当初は視聴者受けしそうなレデー・ガガとケンドリック・ラマーによるパフォーマンスのみと報道されていましたが、批判を受けて90秒の短縮バージョンで5曲全てが披露されるという妥協案で決着。またしても前言撤回を余儀なくされたのです。

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A Star Is Bornさん(@starisbornmovie)がシェアした投稿 – 2018年12月月24日午前10時28分PST

　このずさん過ぎるアカデミー賞の運営体制を『バニティ・フェア　Vanity Fair』は、「高校の演劇部が初めて（畑違いの）バラエティ番組を作ろうとしたかのようだ」とばっさり切り捨てています。 　さて授賞式本番はどうなるのか？ 日本人としては「万引き家族」と「未来のミライ」が賞を獲るかどうかも気になりますし、今年のアカデミー賞は逆に見逃せない中継となりそうです。 Sources：「VOX」 「Indie Wire」「Vanity Fair」 ＜文／アメリカ在住・橘エコ＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】