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日本のマンガ実写化が全米で大ヒット。次はピカチュウ?モンハン?

 2月22日から公開され大ヒットを記録している二本の映画、『翔んで埼玉』と『アリータ:バトル・エンジェル』。  くしくもどちらも日本のマンガが原作ですが、かたや日本国内で製作された「埼玉」というニッチなテーマのコメディ映画、もう一方はハリウッドの最新技術を駆使して作られた壮大な世界観が売りのSF超大作と対象的。
『翔んで埼玉』については他にお任せするとして、ここでは作品の本国・アメリカで初登場第1位となりヒットを記録している『アリータ:バトル・エンジェル』に注目したいと思います。

サイボーグ少女の巨大な瞳は日本マンガ原作へのリスペクト?

『アリータ:バトル・エンジェル』の原作は、90年代に青年コミック誌に連載されていた木城ゆきとのマンガ『銃夢(ガンム)』。世界17カの国と地域で翻訳され、海外のSFファンにも広く知られている作品です。
木城ゆきと「新装版銃夢1 錆びた天使」講談社

木城ゆきと「新装版銃夢1 錆びた天使」講談社

『アバター』『タイタニック』のジェームズ・キャメロンがプロデュースと脚本を務め、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』『シン・シティ』のロバート・ロドリゲスが監督にあたった同作のヒロインは、ゴミ山の中から発見されたサイボーグ少女、アリータ。
 予告編やポスターを見てその瞳の大きさにギョっとした読者も多いと思いますが、これは彼女がサイボーグだからとかCGで作られたキャラクターだからという理由でなく、日本のマンガ独特の大きな瞳を忠実に再現しただけのこと。日本マンガ愛から来たものだと言われれば納得だし、ちょっと嬉しい気もします。
 アメリカでもヒット中で、『フォーブス Forbes』によると公開3週目が終了して約7200万ドル(≒80億円)の合計興行収入。今後は3月8日全米公開予定の『キャプテン・マーベル』との女性ヒーローもの一騎打ちが期待されています。

アメリカの観客満足度94%!中国の興行収入は北米の2倍以上?

 米人気映画レビューサイト『ロッテン・トマト』での批評家からの評判は60%とそこまで良くない一方、観客の満足度は94%と高い『アリータ:バトル・エンジェル』。 「マンガ原作のハリウッド実写映画の中でベストの出来栄え」「CGはもちろん感情の描き方も最高。キャラクターも素敵だった。原作も読んでみたい」「この映画に5つ星をあげたくてロッテン・トマトに登録した。ド肝を抜かれたよ。アリータに恋した」「早くパート2が観たい!」と、絶賛コメントが目立ちます。
批評家からの評判は60%だが、観客の満足度は94%と高い『アリータ:バトル・エンジェル』※ロッテン・トマトより

批評家からの評判は60%だが、観客の満足度は94%と高い『アリータ:バトル・エンジェル』※ロッテン・トマトより

 批評家からのウケが良くなくてもヒットする映画は珍しくなく、日本でも大ヒットした『ボヘミアン・ラプソディ』が良い例。 『ロッテン・トマト』では観客の満足度が87%だったのに対し、批評家の満足度は61%といまいち振るわなかったものの、口コミでその良さが広がって結局はアカデミー賞作品賞にノミネートされるまでに至ったのでした。
『ボヘミアン・ラプソディ』も批評家からの評判は61%だが、観客の満足度は87%と高い※ロッテン・トマトより

『ボヘミアン・ラプソディ』も批評家からの評判は61%だが、観客の満足度は87%と高い※ロッテン・トマトより

『バラエティ Variety』によると、『アリータ:バトル・エンジェル』の人気は中国でも高く、公開1週目の週末の興行収入だけで約6200万(≒69億円)ドルを記録したといわれています。
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