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NHK、ピエール瀧の6作品を配信停止に。朝ドラ、大河の名演をふりかえる

 3月12日、コカイン使用容疑で逮捕されたミュージシャンで俳優のピエール瀧(51)。「電気グルーヴ」の3/15・16のライブが中止になったほか、出演番組などの関係者も対応に追われているようです。

朝ドラ・大河と相性がよかったピエール瀧

 俳優としてもドラマ・映画に欠かせない存在だったピエール瀧は、「NHKご用達俳優」と言われるほど大河ドラマや朝ドラにも数多く出演していました。ところが逮捕翌日、NHKは有料配信サービス「NHKオンデマンド」で出演作6作品を配信停止にすると発表しました。  配信停止になるのは、朝ドラでは『あまちゃん』全話、『とと姉ちゃん』全話とスピンオフ、大河ドラマでは『龍馬伝』全話と『いだてん』出演回、土曜ドラマ『55歳からのハローライフ』全話。まぁ、DVDなどで観られるから別にいいのかもしれませんが、「作品に罪はないのに…」と言いたくもなります。   『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』などの著書があるライターの田幸和歌子さんは、「役者としてのピエール瀧さんは、コワモテ巨漢のイカツさと、お茶目さ、表情豊かさのギャップが魅力でした」と語ります。  そこで、朝ドラ&大河で印象深かったピエール瀧の名脇役3選を、田幸さんに挙げてもらいました(以下、田幸さんの寄稿)。

『あまちゃん』:無頼鮨の大将・梅さん役

(2013年度上半期)  アキ(能年玲奈、現・のん)が付き人になる女優・鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の行きつけの寿司屋の大将で、後にアキの初恋相手・種市先輩(福士蒼汰)が弟子入りします。
あまちゃん

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 朝ドラでは、主人公たちが集う喫茶店・飲食店があるのが定番で、主人公を見守る第2のホームとしての役割のほか、会話を通して周辺人物の近況やその後などを補足する役割も担っています。  基本的に会話は聞こえてきても、立ち入りすぎないスタンスが多いポジション。  大将役のピエール瀧さんも無口で、立ち入らないものの、最初は巨漢がうつりこむ「背景」としておかしみを与える役割を果たしていました。そのうちに鈴鹿ひろ美に「小林薫のつもりかしら」「デニーロ?」などとツッコミを入れられたり、「小林感」「小林薫というか、小林稔侍というか、小林感ハンパない」と言われたりする顔芸を連発。コネタ満載のクドカン朝ドラにおいて重要なコネタ要員になっていました。

『とと姉ちゃん』:板前の森田宗吉役

(2016年度上半期)  常子(高畑充希)たちが住み込む深川の仕出し屋「森田屋」主人で板前。  同じく板前役であることから、『あまちゃん』と重ね合わせて見て盛り上がる朝ドラファンも多かったはず。コワモテ無骨系のルックスは、板前とか頑固な職人がいやにハマるのです。
とと姉ちゃん

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 しかし、『あまちゃん』の時とキャラは大きく異なり、職人肌で仕事に誇りを持ち、腕は良いが、口は悪く、短気で怒りっぽい、江戸っ子気質。登場した時は怒鳴ってばかりで、常子も「怖い」と言っていましたが、徐々に情の厚さやあたたかさが見えてきて、常子たちにとっての第二のホームとなりました。  怖そうに思えた人が、意外に優しいことがわかると、その反動でむしろ好感度が増幅されがちですが、これもコワモテ巨漢を生かした上手い起用法でした。  ちなみに、森田屋は、店を取り仕切っている主人のピエール瀧と、実は実権を握っている母であり、女将の秋野暢子、笑顔で夫をうまく操縦しているしたたかな妻の平岩紙、娘を川栄李奈、板前を浜野謙太が演じていました。いま改めてみると、すごく豪華な顔ぶれですね。
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大河ドラマでも名演
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