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朝ドラ『なつぞら』の草刈正雄が“おんじ”と大人気、刺さるセリフを連発

 大きな期待を背負って4月1日にスタートしたNHK連続テレビ小説『なつぞら』。朝ドラ100作目であり、広瀬すずが主演することなども含めて、前作『まんぷく』を飛び越えて発表されていたほどの異例の力の入れようです。
連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド)

『連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド) 』

イケメンだらけの『なつぞら』だけど…草刈正雄が圧勝?

 歴代朝ドラヒロインが多数登場することは、「ヒロイン祭り」とネット上で言われています。さらに、注目されていたのは、岡田将生、吉沢亮、山田裕貴、清原翔、犬飼貴丈、戸次重幸、さらに育ての父親役の藤木直人にいたるまで、「イケメンだらけ」ということ。  しかし、第一週目はまだほとんどが登場していないとはいえ、すでに「イケメン枠は、草刈正雄だけで十分! 正雄、優勝!」と思った視聴者も結構いたのではないでしょうか。  整った顔で優しく小綺麗なイケメン藤木パパも良いですが、草刈正雄(66)のバタくささ+渋甘具合は、最高です。
なつぞらHP

『なつぞら』公式サイトより

 東京大空襲で母を亡くし、父は戦死して、兄妹と残されたヒロイン・なつ(粟野咲莉)は、父の戦友・剛男(藤木直人)に連れられて柴田家にやってきます。  草刈正雄は、剛男の義父で酪農家の泰樹を演じていますが、ヒゲヅラとボロボロの衣服に帽子姿は、西洋の児童文学的ルックス。北海道の景色も、厳しくもあたたかい役柄も『赤毛のアン』のマシューとマリラを思わせます。と思ったら、ネット上では『アルプスの少女ハイジ』の「おんじ」と呼ばれていました。

「それでこそ赤の他人じゃ!」など名言を連発

 このおんじのかっこよさは、最初から、なつを子どもではなく「一人前の人間」として扱っていることです。  第一話ではなつをひきとるという剛男に「可哀相だからって、犬猫みたいに拾ってくる奴があるか」と言い、厳しい印象を与えていました。また、働かせてくれと自ら言いだしたなつに対し、「えらい! いいんでないかい、ここで働いてもらうべ」と言い、さらにこう言い放ちます。 「ええ覚悟じゃ。それでこそ赤の他人じゃ!」 「それでこそ」と「赤の他人」という言葉がつなげて使われるのを初めて聞きました。ちょっと驚き、噴き出しそうにもなりましたが、実はこれ、とっても良い言葉です。  なつはまだ子どもですから、他人の施しを受けて生きていくことが重荷になるトシではないかもしれません。でも、ただ感謝して生きていくことで、申し訳なさや後ろめたさを感じる可能性は大きく、徐々に大人の顔色をうかがうようになったり、媚びるようになったり、卑屈になったりする可能性もあります。

ひとがなんとかしてくれると思うな

 そして、その思いが4日放送分で、一緒にアイスクリームを食べるときに、はっきりと語られることになります。 「それは、お前が絞った牛乳から生まれたものだ。よく味わえ。ちゃんと働けば、必ずいつか報われる日がくる。報われなければ、働き方が悪いか、働かせる者が悪いんだ。とっとと逃げ出しゃいいんだ。だが、一番悪いのは、ひとがなんとかしてくれると思って生きることじゃ。ひとはひとを当てにする者を助けたりはせん。逆に、自分の力を信じて働いていれば、きっと誰かが助けてくれるものだ」  このセリフが刺さった「働く人たち」は実は少なくないはず。経済が頭打ちで停滞している今の世の中では、真面目に働いていても「報われない」「搾取されている」と感じる人は、どの業種にも多いことでしょう。「そうだ、働かせる者が悪いんだ」と、つい思ってしまいそうです。
アルプスの少女ハイジ

『アルプスの少女ハイジ』劇場版DVD。たしかに「おんじ」感ある

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無理に笑ったり謝ったりせずに生きる
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