吉高由里子『わたし、定時で帰ります。』視聴者の議論沸騰。あなたの働き方は…
定時に帰る主人公の言い分
心を開いた三谷に結衣が投げかけた言葉も素敵です。 「休んだって居場所はなくなりません」 「おふとんは正義ですよね」 もちろん、一人一人の発言には賛成できる点もあればできない点もあります。でも、このドラマには聞きかじったような中途半端なことを言う人がいません。みんなそれぞれの正義に基づいて発言していることがわかります。 職場を構成する人々の多様性を丁寧に反映したキャラクター作りが、視聴者の間で議論を巻き起こしているのでしょう。 4月23日放送の第2回は「時短勤務とか甘いことは言いません」とやる気に満ちた主人公の先輩・賤ヶ岳(内田有紀)が育休から復帰。「自分のことしか考えない人なの?」と結衣をもっともらしく非難していた部長・福永(ユースケ・サンタマリア)も気になります。 また、結衣の元婚約者でワーカホリックの種田(向井理)はどんな立ち回りを見せるのか。それぞれの価値観がより複雑に交錯することが予想されるこのドラマが楽しみです。 <文/林らいみ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
林らいみ
フリーライター。大学院で日本近世史を研究した硬派の歴女。舞台・映画・ドラマが好物。観たい舞台があれば万難を排して劇場に馳せ参じ、好き勝手言っている。たま~に歴史系記事を書く。
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