能町みね子&サムソン高橋が語る「きのう何食べた?」「おっさんずラブ」等ゲイドラマ
――93年のドラマで、プライムタイムの連続ドラマでは、初めて同性愛を本格的に扱った作品だそうです。
サムソン:スタッフにヤバい奴がいたんじゃないかな。93年だと、ちょうどトレンディドラマブームが崩壊して、ヤバイドラマを作れば面白いって時期だったから、日本テレビがイキったんだと思う。
能町:冬彦さん(「ずっとあなたが好きだった」)とかの時期だ。
「おっさんずラブ」サムソン高橋的・理想キャストは?
――最近のゲイドラマは、“ゲイ”のキャラクターが萌える対象にもなりつつあります。 サムソン:確かに「おっさんずラブ」はゲイの間でも評判いいのよ。狂ったようにハマってたゲイとかいたんだけど、私は何回か観てそんなにノレないなって思ったの。 だけど、「おっさんずラブ」のストーリーって、主人公(田中圭)がノンケで、ゲイに落ちるって話じゃない。脇に美青年のゲイがいて(林遣都)、自分をゲイと認識していない既婚者がいて(吉田鋼太郎)、これってボーイズラブでもよくある設定だし、ゲイ雑誌の小説でも定番のゲイのドリームなわけ。 田中圭と林遣都と吉田鋼太郎のどれかが好みのゲイだったら、それはジュンジュン股間が濡れちゃうわよ。ただ、私は3人ともいけなかったんだけど。 能町:アキラは自分の理想のキャスティングがあるって言ってたよね。 サムソン:そう、田中圭がカンニング竹山で、林遣都が勝矢で……。 ――勝矢……? 能町:LDHに所属しているけどめっちゃ太ってる俳優の人(笑)。元イケメンだけど今120キロくらいになっちゃってて。この間たまたまテレビを観ていたら勝矢が出てきて、「この人江川達也に似てるよね」って言ったらアキラの機嫌を損ねたこともあったよね。 サムソン:それは激怒ですよ!
――そして、吉田鋼太郎の役は誰がいいでしょうか? サムソン:今って、いかにもおじさんの俳優がいないから、そこは平泉成でいいかなって。私的には平泉成って45点くらいなんだけど、45点くらいの人でも、あの役をやってくれたら65点くらいになるのよ! でも、東京福祉大学の恒夫でもいいわ。 能町:恒夫はバリバリのノンケだろうからね。 サムソン:カンニング竹山、勝矢、中島恒夫の3人のおっさんずラブだったら毎週クギ付けになっちゃってジュンジュンしちゃう。 能町:竹山さんが目覚めるってことね。 サムソン:そう、竹山は女好きなんだけどモテないという役で、勝矢はパッと見は“イカにもゲイ”で男とガンガン遊んでるけど、ある日竹山に惚れちゃうんです。それでなんとか振り向かせる。 一方恒夫も、ノンケで奥さんと結婚してたけど竹山に惚れちゃう。竹山は、女好きなのに男2人に好かれちゃってどうしよう! ってなってるうちに、勝矢に転んじゃうんです。と思ったら、恒夫と同居しちゃったり……。 こういうのを考えてるとすっごく楽しくって。こりゃあ世の中のゲイとかBL好きの人たちは萌えるわ~。昨日は有吉反省会に出演されてもらって、反省してきました。
勝矢 (@ajakatsuya) 2019年3月31日
皆さまにしっかりいじっていただき面白くしてもらってありがたいです
おデブで人間と仲良くなりたい怪物として頑張っていきます(笑)
ありがとうございました pic.twitter.com/BLUm7tkjsx