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母の日に読みたい、お母さん“ほのぼのエピソード”3選

母をスマホゲームにさそったら全国上位に

 N菜さん(28歳・契約社員)は、一時期スマホゲームにハマっていました。 「植物を育てたり、その植物に集まってきた動物を取ったりするゲームで…誰かと協力し合わないとなかなか進まない作りになっているので母(59歳)を誘ったんですよ」  しばらく母親と一緒にゲームを続けていましたが…やがて飽きてしまいパッタリと止めてしまったN菜さん。 「もうすっかりゲームの事なんて忘れていたのですが、ふと思い出し母親に『もしかしてまだやってるの?』と聞いてみたら…」 義母、彼ママ ゲームを通じて何人もの仲間を作り、協力し合いながら熱心にプレイしていたようで…そのゲームの上位ランキングに入っているのを自慢げに見せられたそう。 「1位になったらN菜に見せようと思ってたんだと言われて驚きましたね。すごいバイタリティーだなって感心しました」  全国のあちこちにゲーム仲間が出来た母親は「そっちはもう桜散ったの?こっちはこれからだよ」などとコミュニケーションを取っていて、東京方面で地震があった時には、皆んなからいっせいに「大丈夫?」とメッセージが届いてとても嬉しかったんだとか。 「『もちろん会った事なんて無いし、顔も知らない人達だけど…みんないい人ばかりで楽しいのよ』と笑って話しているのを見て、私も母親の人間力を見習いたいなって思ってしまいましたね…」  母の日は、日頃の感謝を伝える絶好の機会です。照れずにプレゼントなどしてみてはいかがでしょうか? <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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