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愛をお金で売買するのは良くないこと?ママ活の不思議/内田春菊

 女性が若い男子に金銭を渡し、デートやおしゃべり等をする「ママ活」が、近年話題になっています。広く知られるきっかけになったのは、福岡の男子高校生(当時17歳)がTwitter上でママ活相手を募集して補導されたという、昨年11月の報道でした。  さらに最近では、お金を払う側が20代という「兄活(アニカツ)」「姉活(アネカツ)」なるものまで登場。見知らぬ人ともアプリやSNSで簡単に繋がれてしまう現代、次はどんな“活動”が出てくるのでしょうか。 「私には、若くて可愛い男にお金を払ってデートだけしたいという女性の気持ちはわからない」と語るのは、漫画家・小説家の内田春菊さん。これまでの作品でお金を介した恋愛についても描いてきた春菊さんは、「ママ活」をどう捉えているのでしょう?(以下、内田春菊さんの寄稿です)

ひと月5万で、若い男の子と遊んでみたい女性編集者

“ママ活”に思うこと 何故人は愛を金で売ったり買ったりするのであろうか。  セックスでなく、恋愛してるふりにお金を払うのは日本人だけという説があるが、ほんとなのだろうか。  十数年前のこと、ある女性編集者が、 「高校生くらいの若い男の子にお金あげて遊んだりしたいですね」  と言うので、 「いくらくらい出すんですか」  と聞いてみた。彼女は結婚前、自宅暮らしの20代。そんなこと言う人はちょっと珍しい(当時未成年との交際は今ほど責められなかったが、たぶん法には触れた)。 「月5万ですね」  即答であった。  その他にも彼女は、これから結婚しても、シャンプーなどの日用品の価格が下がるような暮らしは一切御免だ、などと何かとはっきりした意見を持っていた。  私は「ひと月5万の君」という、「結局金で買われてんのな俺」と気づいた少年に中出しされた主人公が慌てて半泣きになるという短編マンガを描いた。 「面白かったですよ。評判良かったんでまた何か描いて下さい」 と言われ、またいくつか案を出してもらったが、彼女の生の声に勝るものはなく、アイディアはどれもピンと来なかった。

お金を払った分だけ、傷つかなくて済むという内気さ

 近所の商店街に「美熟女のお相手募集、高収入です」というポスターが貼ってある。平和な住宅街のそばなのに……応募者はいるのか。そしてそんな美熟女は以下同文。いたとしても「将来僧になって結婚して欲しい」などと頼まれるのではないだろうか。  私には、若くて可愛い男にお金を払ってデートだけしたいという女性の気持ちはわからない(お金払ってセックスしたいという人の気持ちならわかる)。お金のあるなしではなく、「お金払った分だけはこの人は私を傷つけないはず」という内気さに依るもののような気がする。そこまで私は内気でないし、若い男と会話する機会もそこそこある(息子含む)。  あと、もしかしたらその人とほんとに恋愛できるのかもという「あわよくば」? 恋愛やめてこの夏で4年、依然、したいと思わないので、それも想像するしかない。
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お金で愛を売り買いするのが良くないと思う理由
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