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「ブルーベリーが目に良い」は根拠なし。それでも食べたい3つのメリット

③認知症予防も期待できる!?

 また、ベリーに含まれる「ポリフェノール」を摂ることが、人の認知機能の低下を防ぐこと、腸内フローラを改善する可能性があることが、健康な60人に対して行われた実験により分かりました。 ブルーベリー 世界的に60代以上の人口が増えているため、認知症対策は大きなテーマになっています。特に日本は「超高齢化社会」ですので、将来的なことを考えると気になる話題ですね。

ブルーベリーは超優秀な「健康食材」!

 つまり、ブルーベリーは、ダイエットや肥満だけでなく、心臓・血管や脳の健康にも良い影響を与える可能性があると分かってきたようです。「目に良い」ではなくとも、「健康食材」としての潜在能力に期待がつのりますね。
ブルーベリーサラダ

ブルーベリーサラダ

 ブルーベリーは、アントシアニン以外にも、食物繊維やビタミン・ミネラルなどが豊富。そして、低カロリー&低糖質ですから、スイーツとして食べる以外に、サラダや肉・魚の付け合わせとしてもおススメです。ぜひ、もっと気軽に、積極的にブルーベリーを楽しんでみてください。 <報告詳細> ①ダイエット・メタボ・糖尿病対策として(本シンポジウムにおけるDr. André Marette(Laval University)のマウスを使った研究より) 「Blueberry Anthocyanins and Proanthocyanins Improve Insulin Sensitivity in Diet-Induced Obese Mice Through Their Impact on the Gut Microbiota.」PG.33 「Dietary Berries, Insulin Resistance and Diabetes」PG.45 ②心臓・血管の健康対策として(Dr. Sarah A. Johnson(Colorado State University)の報告より) 「Blueberries for Attenuating Age-Related Vascular Dysfunction: Evidence and Opportunities」PG.37 ③脳の健康対策として(Dr. David Vauzour(University of East Anglia)の報告より) 「Impact of Berry Polyphenols on the Gut-Brain Axis」PG.43 <文、写真/スギアカツキ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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