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“ださいたま”は過去の話…人気アップ中の埼玉県に住んでみた

“ださいたま”と揶揄されるくらい、住みたい街とは程遠い印象だった埼玉県。ですが、それはもはや過去の話。現在はホットなエリアに急浮上しています。
埼玉県

さいたまスーパーアリーナ

 毎年発表される「住みたい街ランキング」では、4位に大宮、8位に浦和がランクイン。特に大宮は昨年9位→4位と大幅ランクアップし、トップ10以外にも、さいたま新都心が29位→23位、武蔵浦和が83位→67位と中核駅も上昇しています。(SUUMO住みたい街ランキング2019 関東版)  そんな今大注目の埼玉県について、実際に住んでいる人の声や住宅メーカーから話を聞きました。

都内で暮らしていた時よりも2万円ダウン

 東京23区内からさいたま市へ移住した智子さん(仮名・33歳・会社員)は、すでにさいたま市で暮らしている友人からの口コミが決定打になったそうです。 「転職を機に引っ越しを考えていたのですが、今の部屋より家賃を抑えたいと思っていたものの、特に住みたい街はありませんでした。  ただ、職場の関係上やっぱり都内かなと思い、条件に合う部屋を探していたのですが、そんな時に友人から『さいたま市は暮らしやすい』という話を聞き、まずは友達の家に遊びに行ってみたんです」  実際に足を運び、友達が快適に暮らす姿を見て、さいたま市に引っ越しを決めたそう。
引っ越し

※写真はイメージです(以下、同)

「実際に住み始めて、思っていた以上に暮らしやすくてびっくりしました。都内と比べて職場へのアクセスも問題ないですし、手ごろな家賃でお気に入りの部屋を見つけられたこともあって、以前よりも家で過ごすことが多くなりました。  都内で暮らしていた頃に比べて家賃は2万円ほど安く、広さは約2畳分も広くなりました。転職直後はしばらく節約生活だなと思っていましたが、お金に余裕が持てたことも嬉しかったです。スーパーが近くにあったり、公園が多くて自然が感じられる点も暮らしやすさにつながっていると思います」  さらに、埼玉県を拠点にしている住宅メーカー「ポラス」の担当者に話を聞いたところ、ファミリー層からの支持が熱いこともわかりました。 「家族全員が快適に暮らせるかは、住む街を選ぶうえで重要な点です。埼玉県内は浦和美園や西大宮をはじめ大規模開発が進んでいることもあり、よりファミリーで暮らしやすい街づくりが広がっています」

埼玉県への移住者が増えている

 2人の話を裏付けるかのように、埼玉県が公表している「埼玉県推計人口」の推移を見てみると、さいたま市をはじめ、ターミナル駅があり知名度の高い浦和区、蔵造りと呼ばれる建築様式の街並みで観光スポットとしても人気を集める川越市など、各エリアで人口が増加していることがわかります。  人口が年々減少している地方都市が多い中、さいたま市では約1万人(129万人→130万人)、浦和区(15.9万人→16.2万人)などでも数千人単位で増えているのです。(2017年5月1日~2018年5月1日までの増加率)  では一体、どんなところが暮らしやすさにつながっているのでしょうか?
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埼玉県が人気な理由
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