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実生活でも少女を救ったヒーロー俳優。「さすが」と称賛の声相次ぐ

 世界ではもちろん、日本でも「トムホ」の愛称で親しまれ、絶大な人気を誇っている3代目スパイダーマンのトム・ホランド。なんと実生活でも、映画さながらのヒーローぶりを発揮したようだ。  1人の少女が、ある出来事についてツイッターに投稿したことがきっかけで、明らかになったトムの行動。これを知ったファンたちからは「さすがスパイダーマン!」と称賛する声があがっている。
トム・ホランド

トム・ホランド

 24日(月)、ニューヨークのテレビスタジオの外で出待ちをしていた成人男性たちに押しつぶされていたというファンの少女。サインをもらおうとして少女を揉みくちゃにしていたその男性たちを、スタジオから出てきたトムが一喝したという。  ポスターや色紙を手にサインをもらおうと必死になっている男性たちに押され、苦しそうにしている少女を発見したトムは激怒。ポスターなどを手でふるい落としたうえで、これ以上押さないよう男性たちに警告し、少女を救出したという。  この少女は当時の状況について、ツイッターにこう綴っている。 「私がバリケードに押しつぶされていたから、トム・ホランドがひどい大人たちに彼らのポスターを投げつけて怒ってくれた」 「彼は『彼女を押しつぶし続けるなら、こんなもの地面に投げつけてやる』って言ってくれた。そして、私のところに来て、『大丈夫だよ』と言い、私を落ち着かせてくれた」  この投稿はまたたく間に拡散され、少女が無事だったことに安堵する声、トムの行動を賞賛する声が相次いで寄せられているという。

細マッチョなリアルヒーローの素顔は?

 コメディアンで作家の父と写真家の母のもと、イギリスで生まれたトムは4人兄弟の長男。家族で行動することが多く、映画のPRで家族と来日したり、兄弟でチャリティ活動をしたりと、仲良し一家だそうだ。  元々、俳優の道を目指していたわけではないというトム。だが、ロンドンのダンススクールに通っている際に才能を見出され、ミュージカルで舞台デビューすることに。それから、ジブリ作品の『借りぐらしのアリエッティ』の英語版吹き替えでショウの声を担当。その後も話題作に出演するが、2015年公開の映画『白鯨との戦い』に出演したことが、3代目スパイダーマンに抜擢されるきっかけになったという。  スパイダーマン役で一躍脚光を浴びることとなったトムだが、その知名度とは裏腹に、家族のおかげで地に足がついているようだ。 「僕の両親や兄弟は、僕の生活が一変するのを許してくれないような人たちなんだ。大変な仕事から帰宅すると、僕の母は『あなたの当番よ』って言って、皿を洗うように言うんだ」  スターになっても、おごらず謙虚でいられるのは、良い家族に恵まれているからのようだ。  また、童顔でなんとなく頼りなさそうに見えるのに、実は男らしい‥‥‥そんなところも魅力のトムだが、それは本人の体格に関係しているかもしれない。
 見た感じ小柄だが、実は細マッチョとして有名なトム。学生時代はラグビーをやっていたという体育会系。また、ダンスを題材にしたミュージカルに出演していたことから、あらゆる種類のダンスの訓練をみっちり受けたという。そのため、映画ではスタントを自分自身でこなしていたことも知られている。  そんなトムは、ヒーロー映画は世界中で起きているひどい出来事を観客に一時的に忘れさせることができるところが気に入っているとして、スーパーヒーローを演じるにあたり悩むことはなかったそうだ。  リアルヒーローな素顔を持つトムが主演を演じるスパイダーマン新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、6月28日より日本公開される。  ちなみに、新作は日本が世界最速公開だそうだ。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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