もしストーカーに狙われたら…その恐怖と対処法を聞く/『ストーカーとの七〇〇日戦争』
ストーカー化させないことがいちばんの防御策
――そのような性格の場合、被害に遭っていなくてもカウンセリングなどを受けたほうがいいのでしょうか?
内澤「信頼できるカウンセラーなどの力を借りて自分を見つめなおすのも、防御策のひとつにはなるかもしれません。ただ、私はもともとカウンセリングなどに猜疑心があったし、自己評価の低いダメな奴でも世間に害を与えているわけじゃないからいいだろうと、50歳になるまで放置していたわけで。今回の一件で自分を変えなきゃという気持ちになり、カウンセリングを受ける気になりましたけど、自分が向き合う気持ちにならないと難しいと思います。
加害者のカウンセリング同様、被害者もカウンセリングが必要な場合は多いと思いますが、心の底から自己評価の低い自分を変えたいと思うタイミングで向き合えばいいと思います。はんぱな気持ちでは続かないような気がします」
<取材・文/千葉こころ 写真/山田耕司>
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自由とビールとMr.Childrenをこよなく愛するアラフィフライター&編集者。
人生後半戦も夢だけは大きく徒然滑走中
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