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もしストーカーに狙われたら…その恐怖と対処法を聞く/『ストーカーとの七〇〇日戦争』

ストーカー化させないことがいちばんの防御策

――経験者の立場から、ストーカー被害に遭わないためにできる手立てなどがあれば教えてください。 内澤「別れ話は慎重に、丁寧に別れたい気持ちを伝えてほしいです。そのとき、『仕事が忙しい』などの嘘をつくと、不毛なやりとりに発展してどんどんこじれてしまうし、あとで嘘だとわかったときに相手の怒りを増幅させてしまうので、嘘はつかないこと。  ストーカー被害に遭わないためには、相手をストーカー化させないことが何より大切です。同時に、ストーカーに適応できる刑と刑期はどのくらいなのか、出所後はどうなるのかなども知っておけば、適切に対応できるようになると思います」 ――相手がなかなか納得しないときはどうしたらいいでしょうか? 内澤「嘘は言わず、自分の言葉できちんと別れを伝えても収まらないようなら、第三者へ相談したほうがいいでしょうね。ちなみに、警察などでは、被害者が『別れましょう』とか『やめてください』と相手に伝えている事実が必要になります。その時点から先の相手の文言が迷惑行為やストーカー行為になって、警察や相談機関が介入できるので、一度は自分の言葉できちんと終わりや拒否を示してください。口頭で伝えた場合は、手帳などに書き残しておくといいかもしれません」 ――意思を伝えられないなどの被害者側の性格が、相手をストーカー化させやすいといったこともあり得ますか? 内澤「危険な目に遭うか遭わないかは運と確率の問題ですが、イヤだと言えないとか、自己評価が低いとか、ストーカーに遭いやすい気質というのはあるかもしれないとは思います」 内澤旬子さん――そのような性格の場合、被害に遭っていなくてもカウンセリングなどを受けたほうがいいのでしょうか? 内澤「信頼できるカウンセラーなどの力を借りて自分を見つめなおすのも、防御策のひとつにはなるかもしれません。ただ、私はもともとカウンセリングなどに猜疑心があったし、自己評価の低いダメな奴でも世間に害を与えているわけじゃないからいいだろうと、50歳になるまで放置していたわけで。今回の一件で自分を変えなきゃという気持ちになり、カウンセリングを受ける気になりましたけど、自分が向き合う気持ちにならないと難しいと思います。  加害者のカウンセリング同様、被害者もカウンセリングが必要な場合は多いと思いますが、心の底から自己評価の低い自分を変えたいと思うタイミングで向き合えばいいと思います。はんぱな気持ちでは続かないような気がします」 <取材・文/千葉こころ 写真/山田耕司> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
千葉こころ
ビールと映画とMr.Childrenをこよなく愛し、何事も楽しむことをモットーに徒然滑走中。恋愛や不倫に関する取材ではいつしか真剣相談になっていることも多い、人生経験だけは豊富なアラフォーフリーライター。
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