水回りの代表格である風呂場。家主は、毎日掃除をしていると語るが、松本氏はある部分に注目。
底だけでなく、ボトル同士の接地面も菌が繁殖しやすいので要注意。また、歯ブラシやカミソリを浴室内に置くのもNG
「ボトルの裏側はぬめりがつきやすく、菌の繁殖場所となるため、小まめな掃除が必須。また、詰め替えは、注ぎ足すのではなくボトルの内外をキレイに洗浄して、乾燥させてからにしましょう」
さらに、一見見落としがちなある場所にも危険が潜んでいる。
「シャワーヘッドの噴出口です。実は汚れが溜まりがちなので定期的に洗浄を。天井も同様です」
後日、シャワーヘッドにカビ取り剤を使用してすすいでみると、赤黒く濁った水が噴出……。
さらに前出の大谷氏は、脱衣所に注意を向けて警鐘を鳴らす。
「他の写真を見ても、全体的に片付いていない印象があります。脱衣所に衣類やモノが積まれているなら、一度どかしてみて床のチェックを。もし黒カビでなく白カビが見えたら、肺炎を引き起こすトリコスポロンが繁殖しています」
直接湯に浸かる浴槽以外にも掃除の目を向けることが重要なのだ。