どんなに辛くても、なかなか大っぴらにしづらい生理痛。だからこそ、理解者が得られると、その存在自体に救われていることでしょう。
「大学生時代にバイトをしていたときに、生理痛が激しすぎた日があって。そうしたら、バイトの先輩の女性に、『顔色悪いけど、大丈夫?』と聞かれたんです。私は、
生理で体調不良だと言うのは恥ずかしいことだという思いがありました。だから、『単なる生理痛なんで、大丈夫ですよ』と答えたんです。
そしたら、
『私は生理痛は軽いんだけど、人によっては生理痛は本当につらいだろうから、我慢するのはよくないよ』と言ってくれたんです。ピルで生理痛を軽減することができる可能性があるということも、その女性が教えてくれました。本当に今でも感謝しかないです」(20代・事務)
生理痛がひどいと、ときには病院に行くことも必要になってくるでしょう。しかし、婦人科には行きづらいという人も多いことが現状です。
いざ婦人科でピルを処方されても、「避妊を目的で服用している」と思われたくなかったので服用をやめてしまった、という女性の話を聞いたこともあります。
そもそも、避妊が目的であれ、生理痛の緩和が目的であれ、何も悪いことではありません。それなのに、まだまだピルの服用に対する正しい認識が広まっていないのは、とても残念なことですね。
今回は生理痛にスポットを当てましたが、生理の症状は人によってさまざま。他人の生理事情を完全に理解することは難しいですが、理解しようという思いやりの姿勢で、社会全体の意識が変わっていってほしいものですね。
<文/女子SPA!編集部>
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