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流血、傷だらけのかかと…痛々しい足にならない靴の選び方3ポイント

第3のチェックポイントは“底のクッション性”

「そして最後、第3のチェックポイントは“底のクッション性”です。靴を長く履いていると、どうしても足裏の体重がかかる部分が痛くなってきます。ちょうど指の付け根の下あたりですね。
靴選び方 第3のチェックポイントは“底のクッション性”

第3のチェックポイントは“底のクッション性”
足裏から支えてくれるインソールのあるものを
(靴画像:fitfitより)

 ですので、足裏への負担を緩和してくれる靴底のクッション性はとても大事。できれば底自体にクッション性があり、中敷きにもしっかりクッションが入っているものを選んでください。たとえば最近人気のスポーツサンダルは、底がウレタンやEVAのものが多いのでクッション性は抜群。パンプスはクッション性がいまいちのものが多いですが、合皮や革よりはゴムのものを選ぶのがいいですね」

インソールは平よりも足裏にフィットする凹凸があるものを

 また、より快適に過ごすにはインソールの形状もチェックしたほうがいいそう。 「土踏まずの部分が盛り上がっているインソールは、足裏にぴったりフィットして全体を支えてくれるので、長時間歩いても疲れにくくなります。しかも盛り上がったところが滑り止めの役割を果たし、足が前後に動いてしまうのを抑えてくれるので、指先が前に滑って痛くなったり、前に滑ったぶんかかとが靴に擦れて痛くなったりするのも防げます」  ちなみに、先ほど「アッパーは革がベスト」とお話しましたが、革は汗を吸って足を滑りにくくしてくれるのも大きなメリット。中敷きもできれば革かメッシュのものを選ぶといいそうです。

今年のトレンドスポーツサンダルは、歩きやすさも◎

「パンプスもサンダルも選び方のポイントはだいたい同じですが、サンダルは足を覆う部分が少ないぶんホールド力が弱く歩きにくくなるので、かかと付きや甲の部分にベルトが付いているものがいいですね。もちろん、ベルトの素材は汗を吸ってくれて滑りにくい革がおすすめです。歩きやすいサンダルの条件は『ベルトの本数が多い』『ベルトにサイズ調整できるアジャスターが付いている』『底のクッション性が高い』『底の面積が広い』の4つ。いわゆるスポーツサンダルですね。これらの条件が減るほど歩きにくくなるので、できるだけ条件を満たす中で好みのものを探してみては?」  次回は、「自分の足に合う靴の選び方」をご紹介します。
FHA認定上級シューフィッターの中村浩幸さん

FHA認定上級シューフィッターの中村浩幸さん

<文/持丸千乃、監修/FHA認定上級シューフィッター 中村浩幸さん>
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