吉本騒動、芸人発言への賛否がヤフコメとTwitterで大違い。世代間の対立?
雨上がり決死隊・宮迫博之と、ロンドンブーツ1号2号・田村亮らが、事務所を通さずに出演料を受け取る「闇営業」を行い、その相手が反社会的勢力だったことから始まった吉本興業のお家騒動。これに対する芸人たちの発言が、いちいちネットニュースになるのですが、面白いことにYahoo!ニュースのコメント欄とTwitterで世間の反応が違ったりするのです。
たとえば、ベテラン吉本芸人・大平サブローが、7月23日、ラジオ番組「こんちわコンちゃんお昼ですょ!」(大阪・MBSラジオ)の生放送で持論を展開。所属芸人たちが岡本昭彦社長の会見や、ギャラの配分の実情について発言している風潮に対して、「若い人、こいつらふぜいで、これを言うか!っていうような発信がいっぱいあるやん」「気にいらんかったら辞めろ」と白熱。
「この状況になったとたんに、火山が噴火したみたいに。この状況じゃない時に社長や大崎さんに言いに言っとけ。弱ったん見すごして、急に言い出すやろ」……と若手芸人から噴出した不満を一刀両断しました。
この大平サブロー発言に対して、辛辣で過激な意見が飛び交うことで有名なYahoo!ニュースのコメント欄(以下ヤフコメ)では、
「一理ある。吉本という看板がなかったら仕事出来ていないんだから感謝を忘れるな」「風向きが変わった途端に所属芸人が社長を袋叩きにしてるようで怖い」「吉本のギャラが安い事は分かっていただろう。その上で本人が望んで吉本を選んだのだから辞めれば」など、賛同コメントであふれかえりました。
ヤフコメに投稿する人は、Yahoo!ニュースの「オフィシャルスタッフブログ」(2015年9月2日)によると、突出して40代男性が多いそうです(30~50代男性が50%以上。性別だけで見ると男性が80%以上)。
一方で、Twitterユーザーの反応は、ヤフコメとは真逆のものが多数ありました。
「ああ、このおっさんは言ってはいけないことを言ったな。日頃から会社や上層部への批判を言える環境だったらパワハラなんてない」「時代に取り残され、今に適応できない大人の典型。恥ずかしい」「仕事や会社はそんな簡単に辞められない。若手が嫌だと思わない会社を作るべきでは?」
などと多くが太平サブローに対して批判的。プロフィールや文体から、20~30代の男女が多いように見受けられました。
世代によって受け止め方が違うと断言することはできませんが、太平サブロー発言同様、ヤフコメとTwitterの意見が大きく食い違ったトピックがこちら。
大平サブロー「こいつらふぜいが」、ヤフコメとTwitterで意見分かれる
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